スタッドレスタイヤおすすめ7選!選ぶポイントや安く買う方法も解説
冬シーズンに活躍するスタッドレスタイヤ。各メーカーからさまざまな商品が販売されているため、どのような商品を選べばよいのか悩む人も多いでしょう。
そこで、本記事では、おすすめのスタッドレスタイヤ7つを紹介します。またスタッドレスタイヤの買い替え時期の見分け方や、選び方など、スタッドレスタイヤの購入時に役立つおすすめ情報を解説しますので、参考にしてください。
目次
スタッドレスタイヤおすすめ7選
ヨコハマ アイスガード7 IG70
1917年に創立した横浜ゴム株式会社(ヨコハマ)は、創業当時から変わらず高品質なゴム製品を開発し続ける日本を代表するタイヤ・ゴムメーカーです。
「ヨコハマ アイスガード7 IG70」は、スタッドレスタイヤに望む「氷に効く・永く効く・雪に効く」の3つの性能に特化したタイヤです。
- 氷に効く
アイスガード史上最大の接地面積とブロック剛性を実現しています。タイヤのIN側は氷上の発進・制動時にしっかりと接地、OUT側はコーナリング時にブロックが倒れず路面にしっかりと密着するように作られています。
また、従来品(アイスガード6)の摩擦とともにサイプが細くなる形状を改変。クワトロピラミッド(4つ折)グロウンサイプと呼ばれるジグザグのサイプを開発し、50%摩耗時にサイプが太くなるようになりました。
さらに、マイクログルーブも新開発。2種類のマイクログルーブを採用し、装着初期の氷上性能を確保することで、エッジ効果の向上と氷上の水膜を効率良く排水できるように。これらのことから氷上制動が従来品よりも14%向上しました。
- 永く効く
アイスガード伝統の劣化抑制技術や新規素材を採用した時間が経ってもゴムが硬くなりにくいウルトラ吸水ゴムを使用しています。
ヨコハマタイヤが実施した劣化促進試験では、ゴムの硬さの変化は従来品のアイスガード6と同様、約4年後も摩擦力の低下が少なかったという結果が出ています。
- 雪に効く
タイヤのIN側には傾斜の異なる横溝、OUT側にはジグザクの縦溝を採用したことにより、アイスガード史上最大となるエッジ量の増加に成功しました。その結果、雪上制動が従来品より3%向上しました。
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ブリヂストン ブリザック VRX3
ブリヂストンは、1931年に設立した日本の大手タイヤメーカーです。(設立時はブリッヂストンタイヤ株式会社)「最高の品質で社会に貢献」を不変の使命として掲げれおり、質の高いタイヤを開発、製造しています。
ブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザック」の中でも、
ブリヂストン ブリザック VRX3は、従来品のブリザック VRX2と比較して氷上性能が120%に向上した商品です。
- 氷上ブレーキが従来品より20%向上
路面の「水膜」を効果的に除去する独自技術「発泡ゴム」が進化した「フレキシブル発泡ゴム」が採用されています。水路の断面形状を円形よりも吸収力の高い楕円形に変更したことにより、氷上グリップが大幅に向上しました。
また、「L字ブロック」や「端止めサイプ」を採用した「新トレッドパタン」により、水流の動きをコントロール。タイヤ接地面への水の侵入を抑制し、しっかりグリップできるようになっています。
- 摩耗ライフが従来品より17%向上
「新トレッドパタン」では、ブロックサイズを均等化して局所的な接地圧の集中を抑制することにより、均一な接地ですべりを低減しています。また、ブロック形状、向きに応じてサイプの角度を適正に配置してサイプのエッジ効果を増加させ、ブロック剛性を向上させました。
- 効き持ちも向上
従来品では、経年によるゴムの硬化を抑制するために発泡ゴムとオイルの注入を採用していましたが、オイルは徐々にゴムから抜け出しゴムの硬化を招きます。ブリザック VRX3ではオイルよりも抜けにくい新素材「ロングステイブルポリマー」を配合することで、ゴムの柔らかさをさらに維持できるようになり、効き持ちが向上しました。
タイヤとしての高い総合性能をそのままに、安心感のある走りを実現できるプレミアムテクノロジー搭載のブリヂストンで人気のスタッドレスです。
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ダンロップ ウインターMAXX03
ダンロップは、イギリスで設立され130年以上の歴史を持ちます。2016年、住友ゴム工業がDUNLOP商標権とDUNLOPブランドのスポーツ用品事業およびライセンス事業を買収し、事業を展開しています。
ダンロップで人気のスタッドレスタイヤ「ウインターマックス」。なかでも「ダンロップ ウインターMAXX03」は、最高クラスの氷上性能に特化した商品です。
- 氷面に瞬間密着する「ナノ凹凸ゴム」
滑りにくさを追求した「ナノ凹凸ゴム」は、3つの視点から作られています。
1つ目は、滑りの原因である水膜を除去することです。タイヤの表面にある凹凸の突起部分がいち早く水膜に届くことで除水時間を大幅に短縮できます。
2つ目は、密着面の最大化です。柔軟性に優れたゴムで隙間なく氷面に密着します。密着面が大きくなることで従来品(ウインターMAXX02)より、氷上ブレーキ性能が22%、氷上コーナリング性能が11%アップしました。
3つ目は、高い効き持ち性能です。低温下での密着力とゴムの柔らかさを実現した「液状ファルセネンゴム」に、摩擦してもパターン効果を維持できる設計を組むことで時間が経過しても氷上性能が低下しにくくなりました。
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ミシュラン X-ICE SNOW
フランスで生まれたミシュランは、世界で初めてラジアルタイヤを製品化した実績あるタイヤメーカーで、日本では日本法人の日本ミシュランが取り扱っています。
ミシュラン X-ICE SNOWは、日本の冬に「最後まで続く安心と安全」を目指し、アイスブレーキング性能や、雪上路面のパフォーマンスを向上させ、安全性と使用期間がより長く続くスタッドレスタイヤとして人気があります。
- 新採用の「EverWinterGrip(エバー・ウインター・グリップ)」コンパウンドで性能がアップ
新採用のコンパウンド「EverWinterGrip」は、剛性の高いポリマーベースの材質を配合。ベースコンパウンドとの摩耗差による凹凸が、エッジ効果とアイスグリップを高めます。
また、サイプの長さを従来品(ミシュラン X-ICE3+)よりも28%増加した「新世代Vシェイプトレッドパターン」は、エッジ効果を強化しています。その結果、アイスブレーキング性能が従来品より9%向上しました。
タイヤが地面と接地すると微小な凹凸が生成されます。この凹凸が雪上に対して雪踏み効果を生みます。効率よく雪や水を排出し、安定したグリップを発揮することで雪上路面でのパフォーマンスも従来品より4%向上しました。
50%摩耗時もトレッドパターンがくっきりしているので、ブレーキング性能も安心です。
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グリップマックス ICE X
中国発の高品質なSUVタイヤをグローバル販売するグリップマックスは、世界中のSUVオーナーから人気急上昇中のグローバルタイヤブランドです。
グリップマックスのスタッドレスタイヤ「グリップマックスICE X」は、日本の雪道用に開発されました。
- 高度な性能の非対称パターン
非対称のトレッドパターンの採用で、高いグリップ力と優れた氷上性能を向上させています
- ジグザグ形状の溝
ウエット路面でもブレーキ性能を発揮するジグザグ形状のエッジは、溝に侵入した雪の排水性を高めます。
- 高密度サイプ
溝を多方向に入れ高密度のサイプを実現。これによりエッジ効果を最大限に発揮します。
タイヤの側面にあるブランド名や銘柄が白いホワイトレターを採用しているので、おしゃれな足元にしたい人におすすめです。
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こちらから購入できます(ブラックサイドウォールタイヤ単品)
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ピレリ アイスゼロアシンメトリコ
続いて紹介するのは、イタリア発のタイヤメーカー、ピレリのスタッドレスタイヤ。
「アイスゼロアシンメトリコ」は、日本の厳しい冬のニーズに対応するように、特別に開発にされた商品です。
- 氷雪路面でのパフォーマンス向上で、高いレベルの安全性と快適性を提供。
接地圧の向上とトレッド剛性の増加でブレーキング性能を向上させた新3Dサイプ(溝)の採用。
新リキッドポリマーの採用により、トレッドコンパウンドの柔軟性、寿命末期までの性能の維持、アイス及びウェット性能の向上を実現しました。
また、ショルダー部の最適化デザインとの相乗効果効により効果的に接地面に実現できる「スクエアブロック」、接地面の均等分圧する「ダブルサイドトゥサイドグルーブパターン」によって、アイス性能・スノー性能・ウエット性能が向上し、積雪時でも氷路面でも安心して走行可能なスタッドレスです。
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コンチネンタル バイキングコンタクト7
コンチネンタルは、創業から150年以上の歴史あるドイツの車部品メーカー。欧州カーメーカーの新車3台に1台はコンチネンタルタイヤが純正タイヤとして採用されています。
「バイキングコンタクト7」は、あらゆる冬の路面条件に対応したフラグシップ・スタッドレスタイヤです。
- V字型パターンの採用
ウェット路面の排水排雪性能向上させた特徴的な「V字型パターン」を採用。雪や氷面だけではなくシャーベット路面での走行に安定性が備わりました。
- 多様な3Dサイプの採用で冬道のトラクションとブレーキ性能を発揮
多様な「3Dサイプ」は雪をしっかり掴む雪中せん断力に優れており、ブレーキ性能が向上します。
- 優れた安定性
低温やウェット路でも優れたグリップ性能を実現するコンパウンドを採用。冬が厳しいドイツのメーカーのタイヤだからこそ、ドライ路面や高速走行でも安定した走行が可能です。
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スタッドレスタイヤの買い替えサイン
スタッドレスタイヤを買い替える際に注目したいサインを解説します。
タイヤの溝のプラットホームが露出
スタッドレスタイヤは新品タイヤから50%摩耗すると、溝に「プラットホーム」と呼ばれるサインが露出します。
プラットホームは冬タイヤとして使用限度を表しており、このプラットホームが露出するとスタッドレスタイヤとしては使用できません。
スタッドレスタイヤの劣化
タイヤの劣化は、タイヤ側面に現れるひび割れや傷で確認できます。傷やひび割れがあるタイヤを装着したまま走行し続けると、タイヤが破裂したりスリップを招く原因になったりします。
また、ほとんど走行しておらず、溝がしっかり残っているタイヤでも、ゴムの劣化やワイヤーが切れている場合にひび割れることがあります。
スタッドレスタイヤを利用する冬季は、雪が付着して見えづらい場合もあるので、日常的にタイヤの溝に傷やひび割れがないかを確認しましょう。
製造年週
使用開始から5年以上経過したタイヤは、タイヤ販売店などで点検してもらうことが推奨されています。
使用年数が長くなるほどゴムの劣化が進み、経時変化するため、タイヤとしての性能は著しく衰えます。
またプラットフォームやひび割れがなくても、製造から10年経過したスタッドレスタイヤは買い替えることをおすすめします。
タイヤの製造年週は、タイヤ側面に刻印されている4桁の製造番号(数字)で確認できます。最初の2桁が製造週で、次の2桁は製造年の西暦下2桁です。たとえば「2721」だった場合は、2021年の27週目となり、製造時期は2021年7月5日~7月11日頃に製造されたタイヤであることがわかります。
スタッドレスタイヤを選ぶポイント
スタッドレスタイヤを選ぶポイントは以下の通りです。それぞれのポイントごとに、詳しく解説します。
- 氷上性能
- 雪上性能
- 寿命・耐摩耗性能
- ドライ性能・ウェット性能
- 燃費性能
氷上性能
スタッドレスタイヤの氷上性能とは、氷の上で滑らないための性能です。
日中は日光で雪が解けた状態の道路でも、夜間になるとそのまま凍ってしまう「アイスバーン」は、見た目では積雪していないように見えますが、道路表面が凍って滑りやすくなっています。
「アイスバーン」を走行することが多い場合は、氷上性能に優れたスタッドレスタイヤを選びましょう。
雪上性能
スタッドレスタイヤの雪上性能とは、積もったばかりの雪道や溶けてシャーベット状になった道路を走行する時の性能です。
雪が降ると、シャーベット状の雪や踏み固められた雪などさまざまな路面状況が発生します。雪上でタイヤが滑って空回りしないようコントロールするには、雪上性能が重要です。
耐摩耗性能
タイヤを選ぶときは耐摩耗性能が高いタイヤを選ぶのも良いでしょう。耐摩耗性能とは、摩耗への強さのことです。スタッドレスタイヤは新品時から50%摩耗すると、グリップ性能が低下するため交換が推奨されています。耐摩耗性能が高いほど、長く使えるようになります。
メーカーや製品により多少の違いはあるものの、スタッドレスタイヤの寿命は3年程度といわれています。しかし、環境条件や保管状況、使用方法などによって左右されます。また、使用開始後5年以上経過すると、たとえ溝が残っていてもタイヤ販売店などで点検をうけるのがおすすめです。
スタッドレスタイヤをお得に購入するには?
本章では、スタッドレスタイヤの購入の際に、少しでもお得になる方法を解説します。
ひとつ前のモデルを買う
新モデルのスタッドレスタイヤを購入するのではなく、型落ちのモデルなら安く購入できる場合があります。適正な環境で保管されていたタイヤは、型落ちモデルでも、スタッドレスタイヤとして問題なく使用可能です。
シーズン前の7月~9月に買う
スタッドレスタイヤを購入しようと考える人の多くは、本格的な冬シーズン直前10月から準備し始めるため、タイヤショップでは事前に来店予約をしていても長時間待たされる場合もあります。
またタイヤショップでは、本格的な冬シーズン前の7月~9月に在庫処分や早期割引を開催する傾向があります。スタッドレスタイヤ購入や交換真っ盛りのシーズンをずらして、7月から9月の早い時期にスタッドレスタイヤを検討してみましょう。
ネット通販で買う
ネット通販なら欲しいタイヤをピンポイントで探して購入できるのも魅力のひとつです。また、キャンペーンやクーポン配布などお得な情報を手に入れやすいメリットもあります。
ただし、タイヤの組み込み作業を行える場所は自分で探さなくてはいけません。一般的にはカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンドなどで行えますが、持ち込みのタイヤの場合は工賃が高くなる場合があります。
一方で、カー用品店やタイヤ専門店など店舗で購入する場合、取扱いブランドに偏りがあるショップや、スタッドレスタイヤの価格がネット通販より割高な傾向があります。しかし、専門スタッフがいるため、タイヤの知識がなくてもアドバイスを受けながら購入でき、組み込みや取付もできる場合が多いです。
このように、自分のタイヤ知識やライフスタイルに合わせて買う場所を選ぶと良いでしょう。
スタッドレスタイヤとホイールをセットで買う
スタッドレスタイヤを単体で購入する場合とホイールとセットで購入する場合、総額で考えれば、タイヤを単体で購入したほうが安く見えます。しかし、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換する際にタイヤの組み込み作業が必要となり、その分工賃がかかります。
シーズン毎にかかる工賃を考えた場合、スタッドレスタイヤを単体で購入するよりタイヤとホイールをセットで購入するほうが割安になります。
スタッドレスタイヤの購入を考えているなら、タイヤとホイールをセットで購入するのがおすすめです。
まとめ
スタッドレスタイヤは、各メーカーから数年置きに新商品が発売されます。
豊富なメーカーから自分好みのスタッドレスタイヤを選ぶには、メーカーごとの特徴を確認して選ぶことがおすすめです。
自分の目的や環境に合わせ、スタッドレスタイヤにのぞむ性能を考慮しつつ商品を選び、快適な冬の走行を楽しみましょう。