タイヤ交換にかかる費用とは?内訳や持ち込みについて解説
タイヤは車両の中でも消耗しやすいパーツです。タイヤ交換にいくらかかるのか気になる人も多いでしょう。
本記事では、タイヤ交換時にかかる費用の内訳を詳しく説明しています。また、タイヤの購入時、交換の際に参考になる車の種類ごとのタイヤのインチ数も紹介しています。
目次
タイヤ交換にかかる費用の内訳
タイヤを交換するためには、さまざまな費用がかかります。タイヤ交換に掛かる費用は次の通りです。
- タイヤ本体費用
- タイヤ交換の作業工賃
- タイヤの廃棄費用
- バランス調整費用
- エアバルブ交換費用
- 窒素ガス充填費用
タイヤ本体費用
タイヤの種類には、サマータイヤやスタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤなどがあります。タイヤ本体の費用は、サイズの違いだけでなく、タイヤの機能によってもリーズナブルなタイヤから高額なタイヤまでさまざまです。
タイヤ交換の作業工賃
タイヤ交換は、脱着と組み込みの2つの作業が基本です。
脱着は、タイヤが組み込まれた状態のホイールセットを、車両から外し別のホイールセットを装着することです。脱着は車載工具などを使って、自分で行える場合もあります。
組み込みは、専用の機械を使用して、ホイールにタイヤを組み込む作業です。新しいタイヤとホイールを組み込んだり、古いタイヤをホイールから外して新しいタイヤを組み込んだりします。
脱着とは異なって、専用の機械が必要になるので、設備と専門の知識を持ったスタッフがいる工場や専門店で行うのが一般的です。
脱着や組み込みにかかる費用は、作業を依頼する業者やタイヤのサイズにより異なる場合があります。
また、ランフラットタイヤや空気圧センサーが装着されているホイールは作業が難しく時間がかかるので、金額が高くなる場合があります。
タイヤの廃棄費用
組み換え作業で外した不要となったタイヤを廃棄する場合は、廃棄費用が必要です。再利用しないタイヤは、適正処理困難物と指定されており、自治体へ粗大ごみとして処分依頼できないため、タイヤ交換時に業者へ廃棄処分もあわせて依頼しましょう。
バランス調整費用
タイヤもホイールも新品の状態であっても、真円ではなく重心のばらつきがあります。その重心の位置を調整する作業の事をバランス調整と呼びます。
バランスが大きく偏っていると、走行中にステアリングが振動する、車体全体の振動する、直進安定性の低下、タイヤの偏摩耗など、安全性や走行性能・快適性が損なわれる原因になるので、タイヤとホイールのどちらかを変えた際にはバランス調整が推奨されてます。
バランス調整はタイヤホイールセットを「ホイールバランサー」と呼ばれる専用の機械を用いて重さが偏った位置を確認し、必要に応じてバランスウエイトを取り付けることで行えます。
専用の機械と設備が必要になるので、タイヤの組み込みと同様に専門の知識を持ったスタッフがいる工場や専門店で行うのが一般的です。
エアバルブ交換費用
エアバルブ交換は、タイヤの空気を充填する注入口(エアバルブ)を交換する作業のことです。エアバルブは、タイヤの空気の漏れを防ぐ役割がある重要な部品ですが、素材がゴムのため経年劣化によりタイヤの空気が少しずつ漏れてしまう可能性があります。
エアバルブの場所は、ホイールの内側にありバルブ交換には脱着や組み換え作業が必要になるため、タイヤ交換時にあわせてエアバルブ交換をおこないます。
窒素ガス充填費用
窒素ガスを入れる場合は、窒素ガス充填費用も必要です。
通常の空気(大気)は、主に酸素と窒素で構成されています。空気(大気)の大部分を占める酸素はタイヤのゴムを透過しやすく、時間経過とともに酸素がタイヤから抜けて空気圧が低下してしまいます。
空気圧が低下すると走行抵抗が大きくなります。さらに、燃費の悪化にもつながり、タイヤの偏摩耗や、そのまま走行を続けるとパンクやバースト原因にもなります。
窒素は酸素にくらべて透過しにくく、外気温やタイヤの発熱の影響を受けにくい性質を持っているため、純度の高い窒素ガスを充填することで、空気圧が変化しにくくなります。
また、窒素には音や振動を伝えにくい性質もあるので、ロードノイズが低減され快適性が向上する傾向があります。
持ち込んだタイヤを交換する場合
続いて、ネット通販や他店舗で購入したタイヤを持ち込んでタイヤ交換する場合は、次の点に注意してください。
費用が高くなる可能性がある
自分で準備したタイヤを持ち込んで交換してもらう場合は、通常の工賃とは別に料金が設定されている場合があります。そのため、タイヤを購入した販売店で交換したほうが、総額で安くなる可能性があります。
また、脱着、組み込み、バランス調整、タイヤの廃棄、エアバルブの部品代などの費用の項目も店舗によって異なるため、事前に見積もりをして検討することが大切です。
タイヤの持ち込みが不可の場合もある
店舗によっては、組み合わせるタイヤとホイールのサイズや、設備が対応していないなどの理由でタイヤの持ち込みを受け付けていない場合があります。
タイヤチェンジャーがホイールのサイズに対応していなかったり、タイヤがホイールに対して適正なサイズではなかったり、タイヤの銘柄が希少な場合だったりなど、理由はさまざまです。
作業後のトラブルを避けるためにも、タイヤの購入前に店舗へ確認しましょう。
タイヤ交換するならフジ・コーポレーション
タイヤ交換するなら、フジ・コーポレーションがおすすめです。ここではおすすめの理由を解説します。
フジ・コーポレーションはタイヤの取扱が豊富
フジ・コーポレーションは、タイヤやホイールを取り扱う専門店です。取り扱いメーカーも多く種類やサイズが豊富に揃っています。フジネットショッピングでは車種を選択するだけで、装着可能な商品が検索できるので、好みの商品が簡単に見つけられます。
また、業界No.1の安さを目指した低価格も魅力です。同じ予算で商品のグレードアップができるかもしれません。
ネットショッピングの人気コンテンツの一つ「ホイールフィッティングルーム」では、車種を選択するとタイヤホイールを装着した車のバーチャル画像が確認できます。購入後の装着イメージを理解しやすくておすすめです。
「フィッティングルーム」では、実際に車に試着しなくてもタイヤホイールの装着イメージが確認できるだけでなく、車のボディカラーが自由に選択できたりタイヤ装着時の車高を上げ下げしたり、リアル感あるバーチャル空間で車のイメージを確認できます。
フジ・コーポレーションのタイヤ交換費用
フジ・コーポレーションでのタイヤ交換費用は、店頭受取り交換か取付協力店で交換する方法かによって違いがあります。
店頭受取り | 取り付け協力店 | |
作業工賃(組込み・バランス調整) | 1,375円~※ サイズ・車種により異なる場合あり | タイヤ単品12~16インチ/2,530円タイヤ単品17・18インチ/3,080円タイヤ&ホイール4本17インチ以下/5,500円タイヤ&ホイール4本18インチ/6,600円 |
廃タイヤ料金 | 330円~※ サイズ・車種により異なる場合あり | 660円前後 |
エアバルブ交換料金 | ご利用店舗までお問合せください | 440円前後 |
送料 | 店舗までの送料 | 取付店までの送料 |
フジ・コーポレーションは2022年8月時点、全国で48店舗を展開しています。実店舗で購入した場合、組込みとバランス調整を含めた工賃は、タイヤ1本あたり1,375円~です。タイヤサイズや車種により金額が異なるので、実際にかかる費用は店舗へ問い合わせましょう。
また、実店舗の他に、約2,000店の取付協力店と、全国の宇佐美サービスステーションでタイヤ交換がおこなえます。自宅や職場に近い店舗を選んでタイヤ交換がおこなえますが、タイヤの購入本数やサイズによって工賃に違いがあります。タイヤとホイールセットの場合は4本から、タイヤ単品の場合は1本から注文が可能です。
まとめ
タイヤ交換にかかる費用には、タイヤ本体の代金のほかに脱着や組み換え、バルブや窒素ガスバランス調整など、さまざまな費用が必要です。目的に合ったタイヤを選び、安心・安全にタイヤ交換できる信頼性の高い業者を選んでタイヤ交換をおこないましょう。
また、交換費用は業者やインチ数によっても違いが出てくる可能性があるため、事前に見積を取っておくと安心です。