【早見表付き】ヴェルファイアのタイヤサイズを解説!インチアップ・インチダウンのメリットも紹介
ヴェルファイアのタイヤサイズやタイヤの選び方を紹介します。さらに、タイヤサイズの確認方法や交換のタイミングについても解説します。
そのほか、ヴェルファイアのタイヤをインチアップしたり、インチダウンしたりするメリット・デメリットも併せて見ていきましょう。
目次
【早見表】ヴェルファイアのタイヤサイズは?
ヴェルファイアは、グレードによってタイヤサイズが異なります。ここでは、30系ヴェルファイアと40系ヴェルファイアのタイヤサイズについて早見表をもとにグレード別に紹介していきます。
【30系ヴェルファイア】(ハイブリッド)
グレード | Executive Lounge | V | X | ZR |
タイヤサイズ | 225/60R17 | 225/60R17 | 215/65R16 | 225/60R17 |
【30系ヴェルファイア】(ガソリン)
グレード | Executive Lounge | VL | X | ZG |
タイヤサイズ | 225/60R17 | 225/60R17 | 215/65R16 | 235/50R18 |
【40系ヴェルファイア】
グレード | Executive Lounge | Executive Lounge(オプション) | Z Premier | Z Premier(オプション) |
タイヤサイズ | 225/55R19 | 225/65R17 | 225/55R19 | 225/65R17 |
30系ヴェルファイアでは、「215/65R16」「225/60R17」「235/50R18」の3種類のタイヤサイズが展開されています。ガソリンモデルのZGグレードは18インチであり、スタンダードグレードのXでは二回り小さい16インチです。
一方、40系ヴェルファイアは、Executive LoungeとZ Premierともに19インチであり、オプションで17インチを選択できます。
タイヤの選び方
ヴェルファイアのタイヤを選ぶときは、純正のタイヤサイズを基準に考えましょう。純正と同じタイヤサイズであれば、スピードメーターに狂いが生じたり、車体と干渉したりする心配はありません。
また、走行目的や性能からタイヤを選ぶのもおすすめです。たとえばヴェルファイアの場合は車高が高いため、コーナリング時にミニバン特有のふらつきが発生するケースも珍しくありません。そこでミニバン専用タイヤを装着すれば、ふらつきを抑制することができ、より快適な走行が可能になるでしょう。
また、価格にも違いがあるため、自分の求める性能と予算のバランスを考慮して選ぶといいでしょう。具体的なタイヤの選び方については以下の記事で詳しく紹介しています。
タイヤサイズに関する基礎知識
タイヤサイズの基礎知識として、「タイヤサイズの確認方法」「タイヤ交換のタイミング」「タイヤ交換できる場所」について詳しく解説します。
タイヤサイズの確認方法
ヴェルファイアのタイヤサイズを確認する方法には、主に4つの方法があります。
- 空気圧ラベル
- タイヤのサイドウォール
- 取扱説明書
- メーカー公式ホームページ など
空気圧ラベルは、運転席側のドアの開口部分(Bピラー部分)に貼られています。空気圧ラベルには、適正空気圧や純正のタイヤサイズが記載されているので、そこからタイヤサイズを確認することが可能です。
また、タイヤのサイドウォールを見れば、現在装着しているタイヤのサイズを確認できます。
ほかにも、新車を購入時に受け取る取扱説明書にもタイヤサイズが記載されています。メーカー公式ホームページに掲載されている主要諸元表やカタログにもタイヤサイズが書かれています。
具体的な確認方法については以下で解説しています。
アルファードのタイヤサイズは?インチアップのメリットや交換タイミングを解説
タイヤを交換するタイミング
以下のような場合はタイヤ専門店に点検してもらい、必要に応じて交換してください。
- タイヤにひび割れやキズが生じている
- タイヤが偏摩耗している
- タイヤの残溝が4mm以下になっている
- 新品タイヤを装着してから5年以上が経過した
- 新しいタイヤを装着してから走行距離が32,000kmを超えた
タイヤの偏摩耗が進むと、タイヤと路面との接地面積が減少し、安全な走行が難しくなる可能性があります。さらに残溝が4mm以下になっているとタイヤが本来持つ性能が十分に発揮されなくなるため、交換の目安となります。
また、タイヤはおよそ5,000km走行するごとに、1mmほど摩耗するとされています。つまり、32,000km走行すると約6.4mm摩耗する計算になります。新品タイヤの溝は約8mmなので、32,000km走行した場合、残溝は約1.6mmになることが想定されます。
残溝が1.6mmを下回ると車検に通らなくなるため、その時点でタイヤの交換が必要です。さらに、車検に不合格の状態で公道を走行すると道路交通法に違反することになるため、残溝が1.6mmを切る前に早めの交換を心がけましょう。
タイヤの寿命や交換時期については以下で詳しく解説しています。
タイヤの寿命は何年くらい?製造年や走行距離から交換時期を徹底解説
タイヤ交換できる場所
ヴェルファイアのタイヤ交換を検討しているものの、ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店など、どこで交換すべきか悩んでいる人もいるでしょう。ここでは、タイヤ交換ができる場所とそれぞれの特徴を紹介します。
【ディーラー】
- 純正タイヤと同じタイヤに交換できる
- タイヤ以外のメンテナンスも依頼可能
- 原則、インチアップやインチダウンには対応していない
【ガソリンスタンド】
- ガソリン給油のついでに交換を依頼できる
- 在庫がない場合もある
- インチアップやインチダウンについては事前の相談が必要
【カー用品店】
- 在庫が豊富に揃っている
- インチアップ、インチダウンに対応
- ドライブレコーダーやカーナビなどのパーツの取り付けも依頼可能
【タイヤ専門店】
- 在庫が豊富に揃っている
- インチアップ、インチダウンに対応
- 経験豊富なスタッフが最適なタイヤを提案してくれる
ヴェルファイアのタイヤを交換できる場所には、ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店、タイヤ専門店などがあります。ディーラーでは、タイヤ交換と同時に点検整備も併せて依頼できます。
ガソリンスタンドでは、給油のついでにタイヤ交換の相談ができるのが特徴です。ただし、すべてのガソリンスタンドがタイヤ交換に対応しているわけではないため、事前に確認しておくといいでしょう。
カー用品店では、豊富な在庫の中から予算や希望に合ったタイヤやホイールを選ぶことができ、ドライブレコーダーなどのパーツの取り付けも一緒に依頼が可能です。
タイヤ専門店は、さまざまなタイヤメーカーや銘柄のタイヤを取り扱っており、希望するタイヤを見つけやすいのが特徴です。経験豊富なスタッフが、最適なタイヤを提案してくれます。
ヴェルファイアのタイヤはインチアップ・インチダウンできる?
ヴェルファイアのタイヤを交換する際に、インチアップやインチダウンを検討する人もいるでしょう。ヴェルファイアのタイヤはどちらも対応可能です。
30系ヴェルファイアは16~22インチ、40系ヴェルファイアは17~22インチの範囲でサイズ変更ができます。
ただし、インチアップやインチダウンをする際は、タイヤの外径誤差を純正の外径から-3%~+2%の範囲内に収める必要があります。規定範囲を超えたサイズに変更すると、スピードメーターが狂い、車検に通らない可能性があります。
さらに、純正サイズよりも外径が大幅に大きくなると、ボディや足回りにタイヤが干渉し、安全な走行ができなくなる可能性があるため注意が必要です。
インチアップのメリット・デメリット
ヴェルファイアのタイヤはインチアップできますが、そもそもインチアップにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
インチアップによりタイヤのサイドウォールが薄くなり、ホイールの面積が増えることで、デザイン性やファッション性が向上するというメリットがあります。また、純正とは異なるデザインや色のホイールを装着できる点も魅力のひとつです。さらに、サイドウォールが薄くなることで、タイヤのたわみが少なくなり、コーナリング性能が向上するという利点もあります。
なお、インチアップするときはタイヤのトレッド面を広くするのが一般的です。トレッド面が広くなることで、タイヤと路面の接地面積が増えて、グリップ力が向上します。
一方、インチアップによってサイドウォールが薄くなることから、路面からの衝撃や騒音が車内に伝わりやすくなり、乗り心地が悪くなったと感じるケースがあります。また、タイヤと路面との接地面積が増えて転がり抵抗が大きくなるので、燃費が悪くなる場合があることにも留意しましょう。
詳しくは以下で解説しています。
タイヤのインチアップとは?メリットやデメリット、注意点を紹介!
インチダウンのメリット・デメリット
同じタイヤでも、タイヤサイズが小さくなるほど価格が安く設定されているため、インチダウンしてサイズを小さくすることで、タイヤ交換のコストを抑えられるのがメリットです。
また、サイドウォールが厚くなるため、路面からの振動や騒音を吸収しやすくなり、乗り心地がソフトになったり、静粛性が向上したと感じたりすることがあります。
ただし、ホイールの面積が小さくなることで、見た目が変わるのがデメリットです。また、サイドウォールが厚くなることで、コーナリング時にタイヤのたわみが生じやすくなり、安定性が低下することもデメリットのひとつです。
詳しくは以下で解説しています。
タイヤのインチダウンとは?メリットやデメリット、注意点を紹介
まとめ
ヴェルファイアのタイヤサイズは型式やグレードによって異なります。30系、40系いずれもインチアップ、インチダウンに対応しており、30系は16~22インチ、40系は17~22インチまで装着が可能です。
ただし、タイヤのサイズを変更する際は、外径誤差を-3%~+2%の範囲内で調整する必要があります。外径誤差が大幅にずれると、スピードメーターが狂って車検に通らなかったり、安全な走行ができなくなったりする恐れがあります。
そのため、ヴェルファイアのタイヤを交換する際や、インチアップ、インチダウンを行う際は、タイヤに関する知識を持つスタッフが在籍している業者に相談することが重要です。
※この記事は2024年9月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。