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ホイール

かっこいいホイールを見つけよう!種類や構造、選び方のポイントを解説

2023.10.31

車の見た目をかっこよくするために、ホイールの交換を検討している人も多いでしょう。とはいえ、ホイールにはさまざまな種類があり、どのようなホイールを選べばよいのか悩んでいる人もいるかもしれません。

本記事では、かっこいいホイールを選ぶポイントに加え、ホイールの素材や種類、構造などを解説します。

ホイールの素材にはどんな種類がある?

Thinking asian engineer.

ホイールには、大きくわけて「アルミニウム」「スチール」「マグネシウム」の3つの素材があります。ここでは、それぞれの特徴や製造方法を詳しく見ていきましょう。

アルミ(アルミニウム)

アルミ(アルミニウム)ホイールは、軽量アルミニウムが原料のアルミ合金で作られたホイールです。鉄よりも軽く、剛性が高いので、ホイール製造では幅広く採用されている素材です。

アルミは加工がしやすいので、さまざまなデザインのホイールをつくることができ、いろいろなホイールメーカーからかっこいいデザインのホイールが販売されています。さらに、アルミで作られたホイールは放熱性が高く、耐久性にも優れているのが特徴です。

アルミホイールの製造方法

アルミホイールの製造方法には、大きくわけて「鋳造」と「鍛造」の2種類があります。鋳造は、ホイールの原型である鋳型にアルミを流し込んで固める製造方法です。鋳型があれば、一度に大量生産できるのが特徴で、アルミホイールの中では主流の製造方法です。

一方、鍛造は、アルミに高圧プレスで加圧して、ホイールの形状に成形していく製造方法です。アルミ素材を約400~500℃で熱し、高圧プレスで圧力をかけることで、ホイールの形に仕上がっていきます。鋳型とは対称的に、工程数が多く、高圧プレスなどの専用機材が必要になることから、大量生産には向いておらず、価格が高めなのが特徴です。

スチール

スチールホイールは、鉄でつくられたホイールです。生産工程が少なく、大量生産が可能なので、価格が安いのが特徴です。ただし、アルミホイールに比べると、重量が重く、放熱性も劣ります。

スチールホイールは、「リム」と「ディスク」の2つの部品から構成されており、それぞれを溶接して製造されるのが一般的です。鉄板を高圧プレス機で曲面にしていき、リムを製作します。そこにディスクを組み合わせて、溶接して1つのホイールに仕上げていきます。

マグネシウム

マグネシウムホイールは、マグネシウム合金でつくられたホイールであり、アルミホイールよりも軽量で、剛性に優れているのが特徴です。ただ、マグネシウムは加工が難しく、製造できるデザインが限定されてしまいます。さらに、素材自体が高価なので、高級車やレーシングカーなどに採用されるケースがほとんどです。

なお、マグネシウムホイールの製造方法は、アルミホイールと同様に鋳型と鍛造の2種類があり、基本的な製造方法は同じです。

ホイールの3つの構造

Collection of wheels or tyres with spoked alloy rims and hubs, isolated on white

ホイールには「1ピースホイール」「2ピースホイール」「3ピースホイール」の3種類の構造があります。それぞれ構造ごとに特徴が異なるので、詳しく見ていきましょう。

1ピースホイール

1ピースホイールは、ディスクとリムが一体化されたホイールのことをいいます。生産工程が少ないので、製造コストを抑えられることから、ほかの構造のホイールよりもリーズナブルな価格設定となっています。また、精度や剛性が高く、軽量なので、幅広い車種に適したホイールといえるでしょう。

ただし、ディスクとリムが一体となっているので、インセット調整の自由度が低いのがデメリットとして挙げられます。しかし、2ピースホイールや3ピースホイールよりも価格が安いケースが多いので、予算を抑えてホイールを変えたい方にぴったりでしょう。
1ピースホイールは自動車用ホイールの中でも最も種類が多く、デザインが豊富で機能性も多様なので選ぶ楽しさがあります。

2ピースホイール

2ピースホイールは、ディスクとリムの2つのパーツを組み合わせてつくるホイールです。インセット・アウトセットの微調整が可能なのでので、車種や車高に合わせて理想のスタイルを実現できるでしょう。

また、1ピースホイールよりもデザインの幅が広がるので、豊富な種類から自分の好きなホイールを選べるのが魅力的です。

ただ、製造工程が多くなることに加え、ディスクとリムを溶接などで接合するといった作業が必要になるので、1ピースホイールよりも価格が高くなるケースが多いです。

3ピースホイール

3ピースホイールは、ディスク、アウターリム、インナーリムの3つのパーツを組み合わせてつくるホイールです。異なる部品を別々に製造することから、2ピースホイールのようにインセットをミリ単位で細かく調整できます。

デザインのバリエーションも豊富にあり、2ピース同様に好みに合わせてインセットを変更できるのに加えて、アウターリムとインナーリムのカラーを変更することも可能になります。そのため、好みのホイールを見つけやすいのも特徴といえるでしょう。ただ、1ピースホイールや2ピースホイールよりも部品数が多いので、製造コストが高くなるだけでなく、重量が重くなってしまいます。

ホイールの種類とは

ホイールのデザインの種類には「スポークタイプ」「ディッシュタイプ」「メッシュタイプ」「フィンタイプ」の主に4つの種類があります。

ここでは、それぞれのデザインを詳しく見ていきましょう。

スポークタイプ

スポークタイプのホイールは、ホイール中心部から外側に向けて放射線状にスポーク(棒)が伸びているデザインです。シンプルなデザインでありながら、メーカーや商品ごとに工夫をこらした様々なデザインがあり、幅広い選択肢から選べるのが魅力です。

最も一般的なホイールデザインであり、社外ホイールだけでなく、純正ホイールにも採用されているケースが多いです。

さらに、放熱性に優れているのも特徴で、スポーツカーや、スポーツ仕様の車両では、幅広く使われています。

ディッシュタイプ

ディッシュタイプのディッシュとは「お皿」という意味であり、円盤状の面が中央に配置されたデザインです。ディッシュタイプはスポークタイプよりもディスクの面積が大きいため、空気抵抗が少ないことに加え、剛性が高く高級感があるのが特徴です。

スタイリッシュで重厚感がある見た目が魅力的で、ホイールとしての存在感は非常に高く、高級車の純正ホイールのデザインとして採用されてるケースが多いです。

ただ、ディスクの面積が広い分、ほかのタイプのホイールよりも重量が重くなる傾向があります。

メッシュタイプ

メッシュタイプのホイールは、ホイールの中央から外側に向けてメッシュ(網目)状に広がったデザインです。

スポークとスポークが交差する「交点」があることで、さまざまな方向からの応力を効率よく分散し、高い剛性を誇ります。
また、交点の数が多くなることで高級感を、数が少なることで軽快感を演出できるのが特徴です。

スポークタイプよりも細いスポークが特徴的で、スポーティな見た目に仕上がりることから、スポーツカーなどに非常に高い人気がありますが、近年は製造技術が向上したことで、様々なデザインが開発され、セダンやSUV、ミニバンや軽自動車など、幅広いジャンルの車に合うデザインのホイールとなりました。

フィンタイプ

フィンタイプのホイールは、スポークタイプと同様に、ホイール中心部から外側に向けて放射線状にスポークが伸びていますが、スポークの本数が多く、フィン=羽(羽根)の通り、細身のスポークが等間隔に配置されたデザインになります

繊細かつ優雅な雰囲気を醸し出し、ホイールの存在感があるので、車種を問わず高い人気を誇ります。

かっこいいホイールの選び方

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ホイールには素材や構造だけでなく、デザインにもさまざまな種類があります。そのため、どういったホイールが車に合うのかわからない人もいるでしょう。

また、カタログやインターネットでホイールを探していても、自分の車に合うか気になる人も多いでしょう。

ここでは、数多くあるホイールの中から、愛車に合うかっこいいホイールの選び方を紹介します。

カー用品店やタイヤ専門店で実物を確認する

ホイールメーカーのカタログや公式ホームページの写真だけでは、イメージがつきにくく、自分の車に合うのかわからない人もいるでしょう。そのため、ホイールを選ぶときは、インターネットやカタログだけでなく、カー用品店やタイヤ専門店で実物を確認することが大切です。

ただし、ひとえにカー用品店やタイヤ専門店といっても、ホイールの展示や在庫している数に違いがあります。カー用品店では、ホイールだけでなく、ドライブレコーダーやETC、カーナビやオーディオなど、さまざまなパーツが販売されているので、ホイールを展示できるスペースに限りがあります。

店舗によっては、品揃えがあまりよくなく、好みのホイールが見つからない可能性もあるでしょう。もちろん、さまざまなパーツを取り揃えているので、ホイールやタイヤ交換と併せて、車高調やマフラーも交換したい人はカー用品店に相談してみましょう。

一方、タイヤ専門店の場合、ホイールやタイヤを専門に扱っているので、豊富な在庫を取りそろえている可能性が高いです。実物を見ながら、どれがよいかを選べるので、「思っていたのとは違った」という後悔ポイントを可能な限りなくせます。

また、最新モデルのホイールを揃えているケースが多く、ホイールメーカーの公式ホームページやカタログで気になっていたホイールの実物を見ることができるかもしれません。

そのほか、店舗によっては、愛車の横にホイールを仮置きしてくれるので、どのような見た目になるかをイメージしやすいでしょう。

ホイールを選ぶときは、カー用品店やタイヤ専門店でホイールの実物を見ながら、自分の好きなホイールを探し、気になるホイールを仮置きしてもらって、仕上がりをイメージすることが大切です。

フィッティングサービスを利用する

カー用品店やタイヤ専門店ではホイールの実物を見ながら検討できますが、自宅でゆっくり時間をかけて選びたい人もいるでしょう。そのようなときは、フィッティングサービスを利用するのがおすすめです。

タイヤ専門店のフジ・コーポレーションでは、インターネット上で「WHEEL FITTING ROOM(ホイールフィッティングルーム)」という、タイヤ・ホイールの装着イメージを確認できるサービスを無料で提供しています。

WHEEL FITTING ROOMでは、自分が選択した車種に装着可能なホイールが一覧で表示されるので、希望のホイールを直感的に選ぶことで、CGの車両にホイールを装着したイメージを瞬時に確認できます。

自分が選択した車とホイール、タイヤがリアルタイムで画面に反映されるので、どのような仕上がりになるかを、インターネット回線があれば、場所を選ばずにどこでも確認することが可能です。また、会員登録を行うことで「マイカーホイールシミュレーター」を利用することができます。
マイカーホイールシミュレーターは自分の愛車の画像を読み込んで、よりリアルな装着イメージを確認することができるので、フィッティングを納得いくまで試せるのが魅力です。

WHEEL FITTING ROOM(ホイールフィッティングルーム)はこちら

まとめ

ホイールには、素材や構造、デザインなど、さまざまな種類があります。それぞれ特徴やメリット、デメリットが異なるので、予算や希望に合わせて、自分の好きなホイールを見つけることが大切です。

また、ホイールを選ぶときは、カー用品店やタイヤ専門店で、ホイールの実物を見ながらお気に入りのホイールを見つけるのもおすすめです。そのほか、フジ・コーポレーションでは、WHEEL FITTING ROOMというサービスを提供しており、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って、ホイールの装着イメージを確認することができます。

ホイール選びに悩んだら、タイヤ専門店のフジ・コーポレーションにぜひご相談ください。

※この記事は2023年8月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。