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ホイールメーカーおすすめ7選!種類の解説やかかる費用まで徹底比較

2023.02.10

車の印象を変えたいならホイールを履き替えるのがおすすめです。車を足元から魅せるホイールは、メーカーによってさまざまなタイプが展開されています。

本記事ではホイールの人気メーカーや、選び方から素材や構造、デザインを解説しますので、好みや車両に合わせたホイールを選んでみましょう。

ホイールメーカーのおすすめ7選

人気のあるホイールメーカーの特徴を解説します。

WEDS(ウェッズ)

ウェッズは、1969年に日本初の純正ホイールにかわるカスタムホイール 『エルスター』を世に送り出した、いわばカスタムホイールのパイオニアです。

1977年には、日本初のアルミ鍛造3ピースホイール 『RACINGFORG(レーシングフォージ)』を販売開始し、 以来、優れた品質を維持しながら、研ぎ澄まされた時代感覚で常に斬新な製品を開発し、常に業界をリードしています。

WORK(ワーク)

大阪府東大阪市に本社をおく老舗のアルミホイールのメーカー。

社名のWORKは「Artwork」(芸術作品)が由来。2ピース、3ピースといったマルチピースの高い技術とノウハウを持ち、熟練の職人たちによって支えられています。WORKのワーク・ソリッドリムは特許を保有。また、元祖「オーダーインセット」により1㎜単位のインセットの設定が可能な製品や多彩な表面処理加工技術でカスタムオーダーができます。

さらにモータースポーツにホイールを供給し、レーシングチームと共同開発も行っています。

RAYS(レイズ)

ルマン24時間レースなど、多くの最高峰のレースで培った先進の技術を、市販ホイールへとフィードバック。この技術の循環が、レイズホイールが常に新しく、強い存在になるための土台となっています。

企画・デザイン・設計・製造・販売まですべてを自社で完結している数少ない企業。製品化に向けた設計開発、自社工場で製造することで「ALL IN HOUSE」を貫き、全商品MADE IN JAPANで安心安全を届けます。

BBS JAPAN(ビービーエスジャパン)

1BBSジャパンは、それまで「鋳造」が当たり前だったホイールに「鍛造」技術を導入し、世界に先駆け、市販車用鍛造ホイールの量産に乗り出しました。

1992年にはF1用マグネシウム鍛造ホイールをフェラーリ社に納入。2011年には世界初の超超ジュラルミン鍛造ホイールの量産を開始。さらに2015年からはマグネシウム鍛造ホイールの一般市販を開始するなど、つねに世界の先端を走っています。

世界最高水準の品質に基づいた「感性に響く」製品を提供することを目指しています。

ENKEI(エンケイ)

挑戦の連続によって、世界を代表するアルミホイールメーカーに成長したエンケイ。優れた技術を保有し、世界トップクラスのアルミホイールメーカーと認められるメーカーです。 

モータースポーツでは、想像を絶する過酷な条件下を誰よりも早く駆け抜けるために、あらゆるレースカテゴリーで厳しい要求に応え、ドライバー達の熱い走りを支えています。

LEHRMEISTER(レアマイスター)

レアマイスターは常に最新のトレンドとニーズを捉えたホイールを豊富にとりそろえた宮城県のホイールメーカーです。

大口径のインチアップサイズはもちろん、純正同等のサイズを設定しており、国産車・輸入車問わず幅広いユーザーから支持されています。最新ブランドの【LMG(レアマイスターギア)】では近年人気のSUVをターゲットにした商品を展開。 

ホイールのほか、車高調や応急パンク修理キット、スノーチェーンなどホイールに関連した商品をリーズナブルな価格で取り扱っています。

MID(エムアイディー)

安全・安心のホイールを提供するホイールメーカー。

オーセンティックなRMP、スポーティーなRMP Racing、アメリカンオフロードなナイトロパワー、クラシカル&ワイルドなガルシア、さらには次世代モビリティに特化したMTWなど、軽トラックから電気自動車まで様々な車両やスタイルにマッチするホイールを提供しています。

デザイン・設計・強度試験を日本国内で行うことで、日本品質の安心安全を保証しています。

ホイールの選び方

ホイールを選ぶときは次のような内容を参考にしましょう。

  • 素材の種類で選ぶ
  • 構造の種類で選ぶ
  • 製造方法で選ぶ
  • デザインの種類で選ぶ

素材の種類で選ぶ

ホイールの素材は、スチール・アルミニウム・マグネシウムの3種類に分かれます。

  • スチール

鉄を素材するスチールホイールは、純正ホイールとして利用されることが多い傾向です。高コストパフォーマンスと耐久性に優れたメリットがあります。一方で加工しにくいためデザイン性が低い、放熱性が低く重量がある、錆が発生しやすいなどのデメリットがあります。

  • アルミニウム

軽量アルミニウムを使ったアルミ合金製のホイールは、軽くて放熱性が高く加工がしやすいため、多彩なデザインの商品が多く自由度が高いのがメリットです。スチール製のホイールと比べると価格はやや割高傾向にあります。

  • マグネシウム

マグネシウム合金製のホイールは、3つの素材の中でも一番軽量で剛性に優れています。しかし、加工が難しくマグネシウム合金自体も高額なので、高級車やレース用の車両に採用されるケースが多いようです。また腐食に弱いといったデメリットもあります。

構造の種類で選ぶ

ホイールの構造は、1ピースホイール・2ピースホイール・3ピースホイールの3種類に分かれます。それぞれの構造を細かく解説します。

  • 1ピースホイール

「リム」と「ディスク」が、一体化されたホイールを1ピースホイール構造といいます。一体化されていることで剛性が高く、ホイールが歪みにくく軽量な商品が多いです。また、鋳造後に切削加工で仕上げられるため、コストが抑えられるメリットがあります。

  • 2ピースホイール

「リム」と「ディスク」の2つのパーツを別々に製造し溶接して一体化されたホイール構造をいいます。ディスクのデザインを選べる自由度があることから、バリエーションに富んだ商品展開ができるのが特徴です。ディスクの位置が調節しやすいメリットもあり、市場で最も多く流通するホイール構造です。

  • 3ピースホイール

「アウターリム」と「インナーリム」「ディスク」の3つのパーツを別々に製造し、固定して一体化されたホイール構造を指します。それぞれのパーツを、素材の組み合わせやデザイン性で楽しめるから、ドレスアップ目的におすすめの構造です。3つの構造の中で一番重量があり製造コストが高くなるため、高額になる傾向があります。

製造方法で選ぶ

アルミホイールの製造方法は大きく分けて、下記の2種類あります。

  • 鍛造(たんぞう)法

アルミを高圧でプレスする製造方法です。強度が高く、軽くて薄いといったメリットがある反面、大量生産ができずコストは高めとなります。レースやスポーツ走行など機能性と軽さを重視したいときにおすすめです。

  • 鋳造(ちゅうぞう)法

溶湯(ようとう/溶かしたアルミ)を鋳型(いがた/アルミホイールの原型)へ流し込み固める製造方法です。複雑な形状でも加工できコストも安いのがメリット。ただし鍛造に比べて重さがあるのが特徴です。なお、純正品、社外品に関係なく、多くの乗用車向けホイールが鋳造ホイールです。

デザインの種類で選ぶ

ホイールの外観デザインには、大きく分けて4つあります。それぞれのデザインを詳しく解説します。

  • スポークタイプ

ホイールの中央部分から放射線状に棒が伸びている定番のデザインです。シンプルでさまざまなタイプの車に合わせやすいのが特徴です。放熱性に優れ、強度や重量のバランスも良いとされています。棒の数が多いほど強度や耐久性が高くなります。

  • フィンタイプ

形状はスポークタイプに似ていますが、中央から伸びる棒の数が多く送風機の羽のようなデザインからフィンと呼ばれています。スポークが細く多くなったことで高級感と繊細さが洗練された印象に仕上がり、高級車の純正ホイールとして採用される場合もあります。スポークタイプ同様に外気を取り込みやすく放熱性に優れています。

  • メッシュタイプ

中央から細いスポークを網目状にデザインされたホイールです。複雑な形状なので高級感があり強度や耐久性にも優れているなど、メリットが豊富です。製造工程が複雑なので、高額なホイールが多い傾向にあります。

  • ディッシュタイプ

ディッシュ=皿の名前の通り、丸いお皿がホイールの中央部分にデザインされているタイプをいいます。存在感やレトロ感を演出できるデザインで、個性的な足回りにドレスアップできます。他のデザインに比べて放熱性が悪く重量があるなどのデメリットがあり、製造しているメーカーも少ないのが現状です。

ホイールの交換費用はいくらかかる?

ホイールの交換には、以下の費用がかかります。

  • 商品代(ホイール代)
  • 作業代
  • 取付代

ホイール単品の持ち込みでも対応してくれる店舗も多数あります。しかし、単品で購入するよりタイヤとホイールをセットで購入したほうが交換費用を抑えられるのでおすすめです。

まとめ

ホイールもメーカーやタイプによってさまざまな種類があります。ホイールを選ぶ際は各ホイールメーカーの特徴を知るのはもちろん、素材やホイールの構造、デザインにも注目してみましょう。

本記事を参考に車に合うデザインや機能、自分の好みなど目的を絞ってホイールを選択してみてください。