ルーミーのタイヤサイズはどれくらい?タイヤ交換の目安とおすすめタイヤ3選を紹介!
トヨタ・ルーミーのタイヤサイズや、タイヤサイズの確認方法を解説します。そのほか、ルーミーのタイヤの交換時期の目安に加え、インチアップできるのか、インチアップするメリットやデメリットについても併せて紹介します。
さらに、ルーミーにおすすめのタイヤ3選も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ルーミーのタイヤサイズはどれくらい?
トヨタ・ルーミーのタイヤサイズはグレードによって2つのサイズが展開されています。ここでは、グレードごとのタイヤサイズを表で紹介します。
グレード | カスタムG-T | カスタムG | G-T | G | X |
タイヤサイズ | 175/55R15(15インチ) | 165/65R14(14インチ) | 165/65R14(14インチ) | 165/65R14(14インチ) | 165/65R14(14インチ) |
ルーミーのタイヤサイズは2種類のサイズが展開されており、最上位グレードであるカスタムG-Tが15インチ、それ以外のグレードが14インチです。
なお、カスタムGはアルミホイール、G-T、G、Xについてはスチールホイールが標準装備されています。
ルーミーのタイヤサイズの確認方法
タイヤ交換を検討するうえで、現在装着しているタイヤのサイズを確認したい方もいるでしょう。
ここでは、ルーミーのタイヤサイズを確認する5つの方法を紹介します。
空気圧ラベルでタイヤサイズを確認
ルーミーの運転席側のピラーには空気圧ラベルが貼られています。空気圧ラベルには、適切な空気圧の値のほか、純正のタイヤサイズが記載されており、純正のタイヤサイズも確認することが可能です。
タイヤのサイドウォールでタイヤサイズを確認
インチアップしている場合やスタッドレスタイヤに変更しているときは、純正のタイヤサイズと異なるケースがあります。
そのようなときは、タイヤのサイドウォール(タイヤの側面)からタイヤサイズを確認しましょう。
タイヤのサイドウォールには、「175/55R15」のように数字とアルファベットが刻印されています。これはタイヤの情報で、「175」がタイヤのトレッド面(幅)、「55」が偏平率(サイドウォールの厚さ)、「15」がタイヤのインチサイズを示しています。
このように、タイヤのサイドウォールを見れば、現在装着しているタイヤのサイズを確認できます。
取扱説明書でタイヤサイズを確認
車の取扱説明書には、車のメンテナンス方法や、各部の使い方に加え、純正のタイヤサイズが書かれています。
取扱説明書は全グレード共通になっているので、複数のタイヤサイズが記載されています。タイヤサイズを確認する際は、自分の車がどのグレードかを確認したうえで、タイヤサイズをチェックすることが大切です。
なお、昨今はペーパーレス化が進んでおり、車両や納車のタイミングによっては紙媒体ではなくデジタル版の取扱説明書になっている場合があります。そのため、納車時に取扱説明書が渡されず、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで説明書をダウンロードするケースも珍しくありません。
メーカー公式ホームページからタイヤサイズを確認
自動車メーカーの公式ホームページには、主要諸元表やWebカタログが掲載されていて、自由に閲覧できます。そこから純正のタイヤサイズを確認できます。
ルーミーの場合も、公式ホームページにWebカタログが掲載されており、グレードごとにタイヤサイズが記載されています。
また、最新モデルだけでなく、過去のモデルや年式のカタログも閲覧できるので、古い年式のモデルのタイヤサイズも確認できます。
ディーラーに直接問い合わせてタイヤサイズを確認
空気圧ラベルや取扱説明書を確認するほか、新車で購入した場合はディーラーに問い合わせて確認する方法もあります。
ディーラーでは購入歴や過去の整備歴、部品交換歴などの記録が保管されているので、営業担当者に直接問い合わせればタイヤサイズを確認できます。
ただし、ディーラー以外で行なったインチアップやインチダウン、スタッドレスタイヤなどへの変更は、交換歴が保管されません。担当者に問い合わせても正確なタイヤサイズはわからないので注意しましょう。
タイヤ交換のタイミングの目安は?
ここでは、タイヤ交換の適切なタイミングの目安について、「使用年数・製造年」「走行距離」「残溝」の3つの項目にわけて詳しく見ていきましょう。
使用年数、製造年で判断する
タイヤメーカーによると、新品のタイヤを使い始めてから5年以上経過したときにタイヤ専門店での点検が推奨されています。また、タイヤ専門店での点検時にひび割れや変形などが見つかったら、タイヤ専門店の判断のもとタイヤを交換します。
さらに、タイヤの使用年数にかかわらず、製造年数にも注意が必要です。タイヤはゴム製品なので、使用していなくても経年によって劣化が進んでいきます。タイヤが製造されてから10年が経過したタイミングで安全に走行できなくなる可能性があることから、タイヤ交換が推奨されています。
なお、製造年から10年というのはあくまでも目安です。実際の保管状態や使用環境によっては、10年未満でも交換が必要になります。
走行距離で判断する
新しいタイヤを装着してからの走行距離でタイヤの交換時期を検討する方法があります。一般的には、新品タイヤを装着してから32,000kmを走行したタイミングでのタイヤ交換が推奨されています。
タイヤは5,000kmで約1mm摩耗するといわれており、32,000km走行すると約6.4mm摩耗することになります。新品タイヤの溝が8mmほどなので、6.4mm摩耗すると残溝が1.6mmの計算となります。
残溝が1.6mm未満になると安全に走行できなくなることに加え、車検に通らないことから、交換しなければなりません。また、タイヤの残溝が1.6mm未満のまま公道を走行すると、道路交通法違反となるので注意が必要です。
残溝で判断する
タイヤの残溝が新品時から約50%の4mmになったときに、タイヤの交換を検討することをおすすめします。というのも、タイヤメーカーによると、タイヤの溝が4mm程度になったタイミングが、タイヤ本来の性能を発揮できる寿命といわれています。
なお、新品時から約50%というのは目安です。タイヤメーカーや種類、実際の走行環境などによって上下幅はあります。
また、残溝が4mm以上ある場合でも、著しく偏摩耗が進んでいる場合や、ひび割れ、変形が発生している場合は、安全に車を走行できない可能性があるので、タイヤ専門店に点検してもらい、必要であればタイヤ交換を行ないましょう。
ルーミーのタイヤはインチアップできる?
結論からいうと、ルーミーのタイヤは17インチまでインチアップできます。
最上位グレードのカスタムG-Tから2インチ、それ以外のグレードから3インチ以内でインチアップできます。
それでは、インチアップするとどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。次項で詳しく見ていきましょう。
ルーミーのタイヤをインチアップする3つのメリット
ここでは、ルーミーのタイヤをインチアップする3つのメリットとして、「グリップ力の向上」「ファッション性の向上」「レスポンスの向上」について詳しく解説します。
メリット1.グリップ力の向上
タイヤをインチアップする際は、タイヤのトレッド面(幅)を広くすることが一般的です。トレッド面が広くなれば、その分、タイヤと路面の接地面積が増えるので結果的にグリップ力が向上します。
ルーミーのようなコンパクトミニバンは、コーナリング時にふらつきが発生しやすく安定感が損なわれる可能性があります。しかし、インチアップすることでグリップ力を高められ、より安定した走行が可能になるでしょう。
メリット2.ファッション性の向上
タイヤをインチアップすることでホイールの面積が増えてファッション性が高まるといったメリットがあります。また、インチアップするときは、純正と異なるデザインや色のホイールを選択できるので、自分好みにカスタマイズできるのも魅力のひとつです。
ルーミーの場合、G-T、G、Xはスチールホイールなので、インチアップするときにアルミホイールを選べばホイールがを軽くなる可能性があり、よりきびきびとした走行が可能になるでしょう。
メリット3.レスポンスの向上
インチアップするときは、タイヤのサイドウォールの厚みが薄くなるので、コーナリング時などにたわみが生じにくくなり、より安定した走行が可能になります。
とくに、ルーミーのような全高が高い車両の場合、どうしてもコーナリング時にふらつきが発生しやすいのです。しかし、タイヤをインチアップすることで、タイヤがたわみにくくなるので、コーナリング時の安定感が増すでしょう。さらに、ハンドリングからの応答性がよくなるといったメリットもあります。
ルーミーのタイヤをインチアップする2つのデメリット
ルーミーのタイヤのインチアップを検討するにあたり、メリットだけでなくデメリットについても把握しておいたほうがいいでしょう。
ここでは、インチアップのデメリットとして、「乗り心地が悪くなる」「燃費が悪くなるケースがある」の2点について解説します。
デメリット1.乗り心地が悪くなる可能性がある
ルーミーのタイヤをインチアップすると、サイドウォールの厚みが薄くなり、路面からの振動や騒音が車内に伝わりやすくなります。純正タイヤを装着しているよりも振動が強くなるケースもあり、結果的に乗り心地が悪くなったと感じてしまうことがあるでしょう。
デメリット2.燃費が悪くなるケースがある
タイヤをインチアップするときは、トレッド面(幅)が広くなるので、路面との接地面積が増えます。タイヤと路面の接地面積が増えるとグリップ力が高まる一方で、転がり抵抗も増すことから、燃費に影響してしまうのです。
ルーミーにおすすめのタイヤ3選
ルーミーのタイヤサイズや、インチアップのメリット・デメリットなどを理解したものの、タイヤはさまざまなメーカー、種類があり、どのようなものを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
ここでは、ルーミーにおすすめのタイヤ3選を紹介します。
●BRIDGESTONE/ エコピア NH200 C ●YOKOHAMA/ ブルーアース RV-03CK ●DUNLOP/ ルマン V+(ファイブプラス) |
BRIDGESTONE/ エコピア NH200 C
おすすめポイント |
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●エコテクノロジー構造を採用し、優れた燃費性能を実現 ●独自技術のULTIMATE EYEにより、高い耐偏摩耗性を確保 ●軽自動車・コンパクトカー専用パターンにより、ライフ性能が向上 |
BRIDGESTONE/ エコピア NH200 Cは、軽自動車・コンパクトカー専用タイヤです。全サイズで「低燃費タイヤ」を達成しており、優れた燃費性能を実現しています。
さらに、ブロック剛性が最適化されたことで、ライフ性能が向上され、走行距離が多い人にぴったりのタイヤといえるでしょう。さらに、ルーミーのようなコンパクトカー専用パターンとブリヂストン独自技術のULTIMATE EYEにより、接地圧が均等になることで、優れた耐偏摩耗性が確保されているのが特徴です。
YOKOHAMA/ ブルーアース RV-03CK
おすすめポイント |
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●コンパクトミニバン、軽ハイトワゴン専用タイヤ ●新しいパターン技術により優れた静粛性を確保 ●斜めのカットグルーブにより高い排水性を実現 |
YOKOHAMA/ ブルーアース RV-03CKは、コンパクトミニバン、軽ハイトワゴン専用タイヤです。「パワーインサイドショルダー」により、優れた操縦安定性が実現されています。
ルーミーのようなハイトール型のコンパクトミニバンでは、コーナリング時にふらつきが発生することがありますが、高い操縦安定性や直進安定性により、安定感のある走行が可能となるでしょう。
DUNLOP/ ルマン V+(ファイブプラス)
おすすめポイント |
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●空気振動を抑えて優れた静粛性を実現 ●独自の黒色デザイン技術「Nano Black」を採用 ●特殊なゴムにより、高いウェット性能を確保 |
DUNLOP/ ルマン V+(ファイブプラス)は14~20インチまで展開されており、さまざまな車種に対応しているコンフォートタイヤです。
ダンロップ独自技術である「サイレントコア」により、路面の凹凸によるタイヤ内部の空気振動音を低減することができ、静粛性の高い走行が可能となります。さらに、特殊なゴムを採用することで、路面とのフィット感を増加させて、従来品よりも約2%もウェット性能が高められています。
ドライ路面はもちろん、ウェット路面での走行性能も高いタイヤなので、通勤や通学、日常生活など、毎日車を使う人にもぴったりのタイヤといえるでしょう。
ルーミーのタイヤはどこで交換できる?
ルーミーのタイヤ交換を検討しているものの、タイヤの交換にかかる費用をできるだけ安く抑えたいと思う人がほとんどでしょう。さらに、タイヤを交換するついでに、インチアップしたり、純正とは異なるホイールを付けたいと思う人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ルーミーのタイヤ交換に対応している業者、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
ディーラー
ルーミーを新車で購入したディーラーに相談すれば、タイヤを交換してもらえます。ディーラーでは原則、純正と同じ銘柄のタイヤに交換することが可能です。
あくまでも純正と同じサイズへの変更にしか対応していないので、社外ホイールの取り付けやインチアップなどはしてもらえないことを留意しておきましょう。とはいえ、タイヤ交換のついでにほかのパーツの点検なども併せて依頼できます。
そのため、純正と同じタイヤに交換してもらいたい人や、バッテリーやオイル、ブレーキなどの各部の点検も任せたい人におすすめです。
カー用品店
カー用品店は、ドライブレコーダーやカーナビ、GPSレーダーなど、さまざまな商品を扱っています。タイヤについても、さまざまなメーカーや銘柄を扱っているので、幅広い選択肢の中から、自分にあったタイヤを選べるのが特徴です。
さまざまなカー用品を扱っているので、タイヤ交換のついでにほかの部品の取り付けも併せて依頼できます。
ガソリンスタンド
一部のガソリンスタンドでは、タイヤ交換に対応しています。しかし、タイヤ交換を専門にしているわけではないので、在庫数が少なく、希望のタイヤをおいていないケースも多いでしょう。
ルーミーのように人気車種であれば、純正サイズと同じサイズのタイヤを在庫においてある可能性はありますが、メーカーや銘柄が限定されている可能性も珍しくありません。
また、すべてのガソリンスタンドでタイヤ交換に対応しているわけではないので、希望のガソリンスタンドでタイヤ交換をしてもらえるか、事前に確認しておくことをおすすめします。
タイヤ専門店
タイヤ専門店は、文字通りタイヤを専門に扱っている業者です。そのため、さまざまなメーカーや銘柄、タイヤサイズのタイヤを取り揃えています。
さらに、タイヤの知識を持った専門スタッフが相談に乗ってくれるので、予算や希望条件にあったタイヤを提案してもらえるのもタイヤ専門店の魅力といえるでしょう。また、インチアップにも対応しており、社外ホイールも豊富に扱っていることから、タイヤ交換のついでに見た目の印象をガラッと変えたい方におすすめです。
なお、タイヤ専門店のフジ・コーポレーションでは、経験豊富なスタッフが予算や条件にあうタイヤをご提案いたします。社外ホイールも豊富に扱っているので、インチアップについてもお気軽にご相談ください。
まとめ
トヨタルーミーのタイヤサイズはグレードによって異なり、最上位グレードのカスタムG-Tは175/55R15、それ以外のグレードは165/65R14となっています。また、最大17インチまでインチアップできます。
ハイトール型コンパクトミニバンであるルーミーは、コーナリング時などでふらつきが発生しやすいといわれていますが、ハイトール型自動車専用タイヤなどを選択すれば、より安定感のある走行が可能になるでしょう。
とはいえ、さまざまな選択肢の中からタイヤ選びをするのが難しい方も多いでしょう。自分にあったタイヤを見つけるためにも、タイヤの知識を持ったスタッフが在籍しているタイヤ専門店に相談することをおすすめします。
※この記事は2024年7月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。