ワゴンRのタイヤサイズは?タイヤ選びのポイントとおすすめタイヤ5選を紹介!4
スズキ・ワゴンRのタイヤ交換を検討していて、純正のタイヤサイズがどれくらいなのか気になる人もいるでしょう。そこで、本記事ではワゴンRの純正のタイヤサイズや、タイヤサイズの確認方法を紹介します。
さらに、インチアップできるのか、インチアップするメリットやデメリットについても併せて解説します。そのほか、タイヤ交換の適切なタイミングや、ワゴンRにおすすめのタイヤ5選も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ワゴンRのタイヤサイズはどれくらい?
ワゴンRのタイヤサイズはグレードによって異なります。ここでは、グレードおよび型式ごとにタイヤサイズの違いを表で見ていきましょう。
グレード | FX | HYBRID FX-S | HYBRID ZX | HYBRID ZT | HYBRID T | |||
型式 | MH85S | MH95S | MH55S | |||||
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD/4WD | |
タイヤサイズ | 155/65R14 | 155/65R14【165/55R15】 | 165/55R15 |
HYBRID ZTおよびHYBRID Tのタイヤサイズは15インチであり、それ以外のグレードについては14インチです。HYBRID ZXでは、オプションで15インチに変更できます。
ワゴンRのタイヤサイズはどこで確認する?
ここでは、ワゴンRのタイヤサイズを確認する方法を紹介します。主に以下の5つの方法があります。
- 空気圧ラベル
- タイヤのサイドウォール
- 取扱説明書
- メーカー公式ホームページ
- ディーラーへ問い合わせ
インチアップやスタッドレスタイヤなど、純正のタイヤから履き替えている可能性がある場合は、2のタイヤのサイドウォールで確認する方法がおすすめです。
1.空気圧ラベルで確認
ワゴンRの運転席ドアの開口部には空気圧を記載したラベルが貼られています。空気圧ラベルには、空気圧の適正値だけでなく、純正のタイヤサイズが記載されており、そこからタイヤサイズを確認できます。
2.タイヤのサイドウォールで確認
タイヤのサイドウォール(タイヤの側面)から現在装着しているタイヤのサイズを確認することが可能です。
タイヤのサイドウォールには、「165/55R15」といったように数字とアルファベットが刻印されています。この場合、「165」がタイヤのトレッド面(幅)、「55」がタイヤの偏平率(サイドウォールの厚み)、「15」がタイヤのインチサイズを表しています。
純正のタイヤサイズ以外を装着している可能性がある場合は、サイドウォールで確認する方法が確実です。
3.取扱説明書で確認
車を購入時にもらえる取扱説明書で純正のタイヤサイズを確認できます。
取扱説明書は全グレードのタイヤサイズが記載されているので、自分の車がどのグレードなのかを確認したうえで、該当のタイヤサイズをチェックしましょう。
なお、昨今はペーパーレス化が普及しており、車種や納車のタイミングによっては紙媒体ではなく電子媒体の取扱説明書で確認する方法もあります。
4.メーカー公式ホームページ
メーカーの公式ホームページでは車種ごとにWebカタログや主要諸元表を閲覧でき、純正タイヤサイズの記載もあります。
なお、現在発売されているモデルだけでなく、古い年式のカタログも閲覧可能なため、旧モデルのタイヤサイズが知りたい人もメーカー公式ホームページからタイヤサイズを確認できます。
5.ディーラーに直接問い合わせて確認
ワゴンRを購入したディーラーに直接問い合わせて、タイヤサイズを確認する方法もあります。ディーラーでは過去の整備歴や部品交換歴などを記録しているので、問い合わせればタイヤサイズを教えてもらえるでしょう。
ただし、ディーラー以外でタイヤ交換をしている場合は、タイヤの交換歴が記録されていないので、サイドウォールを見る方法で確認しましょう。
タイヤ交換の適切なタイミングは?
タイヤに明らかな変形やひび割れがあれば、交換が必要というのは素人でも判断できるでしょう。しかし、見た目ではわかりづらく、気付かないうちにタイヤ交換が必要となっているケースがあります。
ここでは、タイヤ交換の適切なタイミングについて、「使用年数・製造年」「走行距離」「残溝」の項目にわけて、詳しく見ていきましょう。
タイヤの使用開始後5年、製造後10年以上経過
タイヤメーカーの見解によると、新品タイヤを使用してから5年が経過したタイミングで、タイヤ専門店での点検が推奨されています。点検時にひび割れや変形などのトラブルが発生している場合は、タイヤの交換を行います。
使用開始から5年というのはあくまでも目安で、日頃の走行環境や年間の走行距離によっては5年に満たない場合でも交換が必要なケースがあります。
なお、タイヤの使用年数にかかわらず、タイヤが製造されてから10年以上経過したら交換したほうがいいとされています。タイヤはゴム製品であり、使用の有無にかかわらず、経年によってどんどん劣化が進んでいくからです。
製造されてから10年以上経過しているタイヤは、タイヤの本来の性能を発揮できず、安全に走行できない可能性があるので使用を控えたほうがいいでしょう。
走行距離が32,000kmに達したとき
新品タイヤを装着後、32,000km程度走行したらタイヤ交換を検討するタイミングです。
タイヤは約5,000kmで1mm程度摩耗するといわれています。仮に32,000km走行すると、約6.4mm摩耗する計算です。新品タイヤの溝が約8mmあるので、32,000km程度走行すると、残溝が1.6mm以下という計算になります。
残溝が1.6mm以下になると車検に通らないことから、タイヤ交換が必要となります。なお、車検に通らない状態で公道を走行すると道路交通法違反となるので、残溝が1.6mm以下になる前にタイヤを交換しましょう。
残溝が4mm以下になったとき
タイヤの残溝が4mm以下になったタイミングが、タイヤの本来の性能を発揮できる寿命といわれています。そのため、残溝が4mmになったときにタイヤ交換を検討するのがいいでしょう。
ただし、残溝が4mm以上あったとしても、ひび割れが発生していたり、タイヤのサイドウォールに亀裂が生じていたりといった異常がある場合は、タイヤ専門店に点検してもらい、専門店に交換が必要か判断してもらうことが大切です。
ワゴンRのタイヤはインチアップ可能
ワゴンRのタイヤは17インチまでインチアップできます。MH55Sは15インチ、それ以外は14インチであることから、最大2~3インチまでインチアップすることが可能です。
インチアップする際は、タイヤ幅、外径サイズ、ロードインデックス値などさまざまな点に注意する必要があります。タイヤの知識を深く持つタイヤ専門店に相談しながら進めましょう。
ワゴンRのタイヤをインチアップするメリット・デメリット
ここでは、ワゴンRのタイヤをインチアップするメリット、デメリットについて詳しく解説します。
メリット
インチアップのメリットは主に以下の3つです。
- グリップ力が向上する
- ファッション性が高まる
- ふらつきを軽減できる
タイヤをインチアップするときは、タイヤのトレッド面(幅)を広くすることが一般的です。トレッド面が広くなると、タイヤと路面との接地面積が増えるので、グリップ力が高まるといったメリットがあります。
そのほか、タイヤのサイドウォールの厚みが薄くなり、ホイール部分の面積が増えるので、視覚的にファッション性が高まるのもメリットといえるでしょう。
さらに、偏平率が小さくなり、コーナリング時にたわみが生じにくくなるので、より安定感のある走行が可能になります。
ワゴンRのように全高がある軽自動車では、コーナリング時にふらつきが発生しやすいです。インチアップすることでグリップ力の向上や、たわみが生じにくくなり、全体的に安定した走行ができるようになるでしょう。
インチアップについてはこちらをご覧ください。
タイヤのインチアップとは?メリットやデメリット、注意点を紹介!
デメリット
一方、インチアップのデメリットとして挙げられるのが、「乗り心地が悪くなる」「燃費が悪くなる」という点です。
インチアップによりサイドウォールの厚みが薄くなると、路面からの衝撃や振動が車内に伝わりやすくなるので、結果的に乗り心地が悪く感じるケースがあります。
また、接地面積が増えることにより転がり抵抗も増えるため、燃費に影響してしまう点にも注意が必要です。
ワゴンRのタイヤはどうやって選ぶ?
ワゴンRのタイヤ交換やインチアップを検討しているものの、さまざまな種類のタイヤの中から、どうやって自分にあったタイヤを選べばいいのでしょうか。
ここでは、「用途」「予算」の項目にわけて、タイヤ選びで押さえておきたいポイントを紹介します。
用途で選ぶ
タイヤには、コンフォートタイヤ、スポーツタイヤ、低燃費タイヤなどさまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるので、車の用途にあったタイヤを選ぶのがおすすめです。
たとえば、通勤や通学で毎日長距離を走行するなら、耐久性が高くロングライフなタイヤを選ぶのがいいでしょう。また、純正のタイヤよりも静粛性が高く、より快適なドライブをしたい人はコンフォートタイヤがおすすめです。
予算で選ぶ
タイヤメーカーや銘柄によってタイヤの価格に違いがあるので、予算からタイヤを選ぶのもおすすめです。とはいえ、実際にどれくらいの価格なのかイメージできない人もいるでしょう。
フジ・コーポレーションでは、オンライン上でさまざまなタイヤの価格を確認できます。スマートフォンやタブレット、パソコンを使って、自分の好きなタイミングでタイヤを選ぶことが可能です。
ワゴンRにおすすめのタイヤ5選
タイヤ選びのポイントを理解できたものの、具体的にどのようなタイヤにすればいいのかわからない人もいるかもしれません。
ここでは、ワゴンRにおすすめのタイヤ5選を紹介します。
●BRIDGESTONE/ レグノ GR-レジェーラ ●YOKOHAMA/ アドバン DB V553 ●MICHELIN/ MICHELIN E・プライマシー ●DUNLOP/ ルマン V+(ファイブプラス) ●MILEVER/ ミレバー ハーモニック MP270 |
BRIDGESTONE/ レグノ GR-レジェーラ
おすすめポイント |
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●軽自動車専用のコンフォートタイヤ ●REGNOサイレントテクノロジーにより、優れた静粛性を実現 ●非対称パターンと高剛性トレッドにより、ふらつきを抑制 |
BRIDGESTONE/ レグノ GR-レジェーラは、軽自動車専用のコンフォートタイヤです。レジェーラ専用の非対称パターンや高剛性トレッドを採用することで、ワゴンRなどの軽自動車で発生しやすいコーナリング時のふらつきを抑制することが可能となっています。
また、REGNOサイレントテクノロジーによりロードノイズを抑制できることから、優れた静粛性を確保でき、より快適な走行が可能になるでしょう。
YOKOHAMA/ アドバン dB V553
おすすめポイント |
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●新開発のパターンデザインにより、優れた静粛性を実現 ●ADVAN dB専用設計コンパウンドにより、低燃費性、耐摩耗性を確保 ●従来品よりも摩耗時のロードノイズを22%低減 |
YOKOHAMA/ アドバン dB V553は、14~21インチまで展開されている静粛性に優れたコンフォートタイヤです。ベルト部の剛性を高めることで、タイヤの振動を抑制し、ロードノイズを大幅に低減しているのが特徴です。
さらに、ワゴンRのような全高のある軽自動車ではふらつきが発生しやすいですが、YOKOHAMA/ アドバン dB V553はブロック剛性が強化されており、安定感のある走行が可能になるでしょう。
MICHELIN/ MICHELIN E・プライマシー
おすすめポイント |
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●優れた低燃費性能を実現したプレミアムコンフォートタイヤ ●サイレント・リブテクノロジーにより、高い静粛性を確保 ●52サイズが低車外音タイヤに認定 |
MICHELIN/ MICHELIN E・プライマシーは、転がり抵抗性能「AAA」を達成した低燃費タイヤです。優れた燃費性能を実現していることから、通勤や通学など、毎日車を運転する人にぴったりのタイヤといえるでしょう。
また、サイレント・リブテクノロジーにより、タイヤパターンから発生する音圧が一定となり、従来品よりも優れた静粛性が確保されています。そのほか、マックスタッチ コンストラクションにより、タイヤ内部の構造が適正化されたことで、たわみが生じやすいコーナリング時なども安定感のある走行が可能になるでしょう。
DUNLOP/ ルマン V+(ファイブプラス)
おすすめポイント |
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●静粛性、乗り心地、ウェット性能のバランスが取れたコンフォートタイヤ ●サイレントコア技術により、優れた静粛性を実現 ●独自の黒色デザイン技術「Nano Black」を採用 |
DUNLOP/ ルマン V+(ファイブプラス)は、従来品よりもウェットブレーキ性能が2%向上されているほか、突起乗り越し時の入力が7%も低減されており、より快適な走行が可能となっています。
さらに、ダンロップの独自技術であるサイレントコアが採用されており、タイヤ内部のスポンジによって空洞共鳴音が低減され、優れた静粛性を実現しているのが特徴です。
DUNLOP/ ルマン V+(ファイブプラス)は、静粛性、乗り心地、ウェット性能のバランスの取れたタイヤであることから、さまざまな用途にぴったりのタイヤといえるでしょう。
MILEVER/ ミレバー ハーモニック MP270
おすすめポイント |
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●静粛性と耐摩耗性を両立 ●柔らかい乗り心地 ●コストパフォーマンスに優れている |
ミレバー ハーモニック MP270は、静粛性と耐摩耗性を両立させたタイヤです。乗り心地は柔らかく、快適なドライブをサポート。内側と外側のパターンや剛性を異なる設計にすることで、ロードノイズを低減し、静かな乗り心地を実現しています。
比較的安価な価格帯で、コストパフォーマンスに優れているため、予算を抑えたい方におすすめです。
ワゴンRのタイヤを交換できる場所
ワゴンRのタイヤ交換を検討しているものの、どこで交換すればいいか悩んでいる人もいるでしょう。また、できるだけ安くタイヤ交換したい人や、タイヤ交換のついでにインチアップしたい人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ワゴンRのタイヤ交換に対応した業者について、それぞれの特徴を紹介します。
ディーラー
ワゴンRを購入したディーラーにタイヤ交換を依頼できます。
原則として、ディーラーでは純正と同じサイズ、同じ銘柄のタイヤに交換となります。そのためインチアップやインチダウンしたり、社外ホイールを取り付けたりするのは断られる可能性が高いので注意しましょう。
ディーラーではほかの部品やパーツの点検も行なえるので、車全体のメンテナンスを兼ねてタイヤ交換を依頼したい人におすすめです。
カー用品店
カー用品店は、さまざまなメーカーや銘柄、サイズのタイヤを扱っています。さらに、ドライブレコーダーやカーナビなどのパーツも扱っているので、タイヤ交換のついでにパーツの取り付けも依頼が可能です。
また、社外ホイールも幅広く扱っており、インチアップやインチダウンにも対応しているので、ホイールの変更やインチアップなどの希望がある人におすすめの交換場所といえるでしょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドもタイヤ交換に対応した業者のひとつです。ただし、タイヤ交換を専門にしているわけではないので、選べるタイヤメーカーや銘柄、サイズが限られている可能性があります。
また、タイヤの在庫やスタッフが少ないため即日交換に対応していないケースも少なくありません。とはいえ、ワゴンRのような人気車種のタイヤであれば、同じサイズのタイヤの在庫を持っている可能性があるので、気になる人は事前に確認しておくことをおすすめします。
なお、すべてのガソリンスタンドがタイヤ交換に対応しているわけではないので、実際に訪問する前にタイヤ交換に対応しているかどうか確認しておきましょう。
タイヤ専門店
タイヤ専門店は、さまざまなメーカーや種類、サイズのタイヤを扱っています。タイヤだけでなく、社外ホイールも豊富に扱っているので、カスタマイズやインチアップ、インチダウンの相談ができるのもタイヤ専門店の魅力といえます。
また、交換実績も豊富です。実際の交換例などを見せてもらえるので、インチアップのイメージを膨らませやすいでしょう。
フジ・コーポレーションでは、タイヤの専門知識を持つスタッフが在籍しているので、予算や用途にあったタイヤをご提案いたします。もちろん、インチアップにも対応しているので、お気軽にご相談ください。
まとめ
ワゴンRのタイヤサイズはグレードによって異なり、HYBRID ZT、HYBRID Tは165/55R15、それ以外のグレードのタイヤサイズは155/65R14となります。
全グレードが最大17インチまでインチアップできるので、タイヤ交換のついでにインチアップを検討してみてもいいでしょう。また、軽自動車専用タイヤもたくさんあり、軽自動車特有のふらつきなどを低減できるタイヤもあります。
予算や条件にあうタイヤを探すためにも、タイヤ専門店に相談してみてはいかがでしょうか。
※この記事は2024年7月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。