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タイヤメーカーのおすすめ7選!国内・海外の違いや特徴を解説

2023.02.10

愛車のタイヤを新調する際に、「どのメーカーがおすすめなのか」「国内メーカーと国外メーカーに違いはあるのか」と気になる人もいるのではないでしょうか。一口にタイヤといっても、メーカーによって品質や機能性などが異なります。そのため、複数社を比較し、愛車や自分の希望に適したものを選ぶことが大切です。

本記事では、国内外のおすすめタイヤメーカー7選を紹介します。後半ではメーカーを選ぶ際に重要なポイントも解説するので、メーカー選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

タイヤメーカーのおすすめ7選

メーカーシェア率(2021年)特徴主なブランドラインナップ
ヨコハマ日本2.2%・創業100年超の老舗メーカー
・国内メーカーの中では価格が比較的リーズナブル
・目的にあわせて選べる多彩なラインナップ
・ADVAN(アドバン)
・BluEarth(ブルーアース)
・GEOLANDAR(ジオランダー)
・iceGUARD(アイスガード)
・ECOS(エコス)
・PARADA(パラダ)
ブリヂストン日本12.5%・シェア率国内ナンバーワン
・BLIZZAK(スタッドレスタイヤ)は北海道・北東北主要5都市での装着率ナンバーワン
・ドレスアップ向けブランドを展開
・スタッドレスタイヤには独自技術の「発泡ゴム」を採用
・最高品質で社会に貢献することを使命に掲げている企業
・REGUNO(レグノ)
・POTENZA(ポテンザ)
・Playz(プレイズ)
・ECOPIa(エコピア)
・DUELER(デューラー)
・ALENZA(アレンザ)
・BLIZZAK(ブリザック)
・NEXTRY(ネクストリー)
ダンロップ日本4.1%・1888年空気入りタイヤを初めて実用化
・新しいテクノロジ-を取り入れながら新商品をリリース
・VEURO(ビューロ)
・LE MANS(ルマン)
・エナセーブ
・SP SPORT MAXX(SPスポーツマックス)
・GRANDTREK(グランドトレック)
・DIREZZA(ディレッツァ)
・ALL SEASON MAXX(オールシーズンマックス)
・WINTER MAXX(ウインターマックス)
ミシュランフランス14.8%・世界170カ国にタイヤを供給するフランスの大手タイヤメーカー
・全額返金保証プログラムを用意
・世界でのシェア率ナンバーワン
・PILOT(パイロット)
・PRIMACY(プライマシー)
・ENERGY(エナジー)
・LATITUDE(ラティチュード)
・PREMIER(プレミア)
・CROSSCLIMATE(クロスクライメート)
・X-ICE(エックスアイス)
・Classic(クラシック)
グリップマックス中国・2021年に日本に上陸した中国発のタイヤメーカー
・最新テクノロジーを取り入れた特徴的なデザイン
・4WD・SUVオーナーをターゲットに商品を提供
・Gripmax(グリップマックス)
・Mud Rage(マッドレイジ)
・Inception(インセプション)
・Status Radial(ステイタスラジアル)
・Ice X(アイスエックス)
・SureGrip ALL SEASON(シュアグリップ オールシーズン)
ピレリイタリア3.6%・カーレースのサプライヤーで有名なイタリアのタイヤメーカー
・F1やWRCにタイヤを提供
・P ZERO(ピーゼロ)
・SCOPRION(スコーピオン)
・Ice(アイス)
・Sottozero(ソットゼロ)
・Cinturato(チントゥラート)
コンチネンタルドイツ6.8%・ドイツのタイヤメーカー
・第三者の走行テストでも評価が高い
・2000年に日本に参入
・SportContact(スポーツコンタクト)
・ContiSportContact(コンチスポーツコンタクト)
・PremiumContact(プレミアムコンタクト)
・ContiPremiumContact(コンチプレミアムコンタクト)
・NorthContact(ノースコンタクト)
・EcoContact(エココンタクト)
・ContiEcoContact(コンチエココンタクト)
・ExtremeContact(エクストリームコンタクト)
・VikingContact(バイキングコンタクト)

※出典:ブリヂストン「ブリヂストンデータ2022」

ヨコハマ

100年の歴史を持つ日本のタイヤメーカーです。

乗用車に装着する一般タイヤから氷雪上路面を走行するウインタータイヤ、トラック・バス用タイヤ、建設車両などで使用される大型の特殊タイヤ、モータースポーツ用タイヤまであらゆるカテゴリーのタイヤを開発・生産。主に「ADVAN」「BluEarth」「GEOLANDAR」「iceGUARD」の4つの乗用車ブランドをグローバルで展開しています。 

タイヤで培ったゴム高分子技術やゴム加工技術などを活かし、ホース配管、工業資材、接着剤、航空部品、ゴルフ用品なども開発。さまざまな産業で活躍しています。

ブランド特徴
ADVAN(アドバン)スポーツ性能を重視
BluEarth(ブルーアース)地球環境に配慮した低燃費タイヤ
GEOLANDAR(ジオランダー)耐摩擦性や乗り心地などを追求したSUV向けタイヤ
iceGUARD(アイスガード)氷や雪に強いスタッドレスタイヤ
ECOS(エコス)基本性能に低燃費を兼ね備えたエコタイヤ
PARADA(パラダ)ドレスアップ性に優れたタイヤ

ブリヂストン

ブリヂストングループは、約130の生産・開発拠点を持ち、150を超える国々でタイヤ事業、ソリューション事業、化工品・多角化事業などを展開。

創業以来、「最高の品質で社会に貢献」を不変の使命として、社会のニーズに対応し、一人ひとりの安心・安全な移動や暮らしを支え続けるために、事業を拡大・進化させています。

ブランド主な特徴
REGUNO(レグノ)静粛性・乗り心地・運動性能のバランスに優れている
POTENZA(ポテンザ)ツーリングやスポーティドライビング向け
Playz(プレイズ)運転中の疲れにくさと高いウェット性能を実現
ECOPIa(エコピア)低燃費・安全性・ライフのバランスが抜群
DUELER(デューラー)プレミア感を追求したSUV向けタイヤ
ALENZA(アレンザ)低燃費・ライフを兼ね備えつつハイレベルな運動性能を発揮
BLIZZAK(ブリザック)スタッドレスタイヤ
NEXTRY(ネクストリー)低燃費と基本性能のバランスが抜群

ダンロップ

静粛性や乗り心地にこだわったタイヤをはじめ、クルマのパフォーマンスを高めるタイヤ、地域の暮らしに合わせたタイヤなど、個性豊かなラインアップが充実しているのがダンロップです。 

これまで培ってきたテクノロジーとこだわりを追及し、一人ひとりのカーライフをもっと楽しく豊かにしていくことを目指しています。

ブランド特徴
VEURO(ビューロ)高い静粛性と快適性を兼ね備えたコンフォートタイヤ
LE MANS(ルマン)優れた静粛性と乗り心地を追求したコンフォートタイヤ
エナセーブ耐久性や快適性に優れた低燃費タイヤ
SP SPORT MAXX(SPスポーツマックス)ハイパフォーマンスタイヤ
GRANDTREK(グランドトレック)オンロード向けSUV用タイヤ
DIREZZA(ディレッツァ)快適性を兼ね備えたスポーツタイヤ
ALL SEASON MAXX(オールシーズンマックス)季節を問わず使用できるオールシーズンタイヤ
WINTER MAXX(ウインターマックス)氷上や雪道でもしっかり止まるスタッドレスタイヤ

ミシュラン

フランスに本社を置き、177カ国でお客様に最適なタイヤ、サービス、ソリューションを提供するミシュラン。

68製造拠点で、約1億7,300万本のタイヤを製造(2021年実績)するとともに、デジタルサービス、旅行ガイド、ホテル・レストランガイド、地図など、モビリティのお手伝いや、多様な産業に提供するハイテク素材を開発しています。

日本のタイヤ事業は、1964年東京オリンピックのため新設された東京モノレールに採用され開始。1975年に日本ミシュランタイヤ株式会社を設立、時代に先駆けスタッドレスタイヤやエコタイヤを導入し日本市場でのプレゼンスを高めてきました。

ブランド特徴
PILOT(パイロット)超高性能のスポーツタイヤ
PRIMACY(プライマシー)快適性を重視した高級感漂うコンフォートタイヤ
ENERGY(エナジー)安心感が増す低燃費タイヤ
LATITUDE(ラティチュード)クロスオーバーSUV向けに特別設計されたタイヤ
PREMIER(プレミア)コンフォート性能を兼ね備えたSUV向けタイヤ
CROSSCLIMATE(クロスクライメート)季節を問わず使用できるオールシーズンタイヤ
X-ICE(エックスアイス)すべての雪道に対応したスタッドレスタイヤ
Classic(クラシック)ミシュランのクラシックタイヤ

グリップマックス

GRIPMAX(グリップマックス)は4WD・SUVを中心にミニバンや商用車など、幅広い車種へ向けたタイヤを展開するグローバルブランドです。

最新のテクノロジーを取り入れた先進的なトレッドデザインで、悪路での運動性能を追求したオフロードタイヤや、オンロードでの快適性と走破性を兼ね備えたタイヤ、過酷な日本の雪道の為のスタッドレスタイヤなど様々な製品を開発・製造。近年人気を博しているサイドウォールの文字やロゴを白く浮かび上がらせた「ホワイトレター」を当社の製品にも多く採用し、ドレスアップでも好評です。

ブランド特徴
Gripmax(グリップマックス)路面を選ばず力強い運動性能を発揮するオールテレーンタイヤ
Mud Rage(マッドレイジ)過酷なオフロード走行を想定して設計
Inception(インセプション)オフロードタイヤの雰囲気を意識しつつオンロードの走行性を兼ね備えたタイヤ
Status Radial(ステイタスラジアル)ハンドリング性能と乗り心地を追求したドレスアップタイヤ
Ice X(アイスエックス)過酷な冬道でも高いグリップ力を発揮するスタッドレスタイヤ
SureGrip ALL SEASON(シュアグリップ オールシーズン)全天候に対応したオールシーズンタイヤ

ピレリ

ピレリは1872年にミラノで創業し、今日では、イタリアのルーツを色濃く残した最先端技術、ハイエンドの優れた生産能力、革新への情熱で知られるグローバルブランド。

タイヤと関連サービスの世界的な主要メーカーのひとつで、自動車、オートバイ、自転車用のタイヤを含むコンシューマタイヤ市場のみに注力している唯一のタイヤメーカーです。

その技術は、110年以上にわたり活動してきたモータースポーツでの経験によっても育まれて、現在、Formula 1©やFIA世界ラリー選手権をはじめとする、350を超える自動車やオートバイのモータースポーツ競技において活動。その分野からの技術的フィードバックはロード用タイヤの開発にも活かされています。

ブランド特徴
P ZERO(ピーゼロ)ピレリの経験を名門自動車メーカーとのコラボレーションに結びつけたオリジナルタイヤ
SCOPRION(スコーピオン)信頼性と安全面での高いパフォーマンスを追求した特殊車種専用タイヤ
Ice(アイス)凍結路面に対応したスタッドレスタイヤ
Sottozero(ソットゼロ)極寒の気候にも優れた性能を発揮するスタッドレスタイヤ
Cinturato(チントゥラート)環境性能に考慮したエコタイヤ

コンチネンタル

自動車大国ドイツで生まれ、150年の歴史を誇るコンチネンタルタイヤ。

先進のジャーマン・テクノロジーを注いだプレミアムタイヤは、世界中の多くのドライバーと自動車メーカーの信頼を集めてきました。2010年以降に海外メディアや自動車クラブが実施した863回のタイヤテストでは、715回も最高得点を獲得し、高く評価されました。

新車装着率も高く、欧州では新車の約3台に1台はコンチネンタルを純正タイヤとして装着。電気自動車の分野でもシェアを拡大中で、2021年には主要電気自動車メーカー10社のうち7社で採用されています。

ブランド特徴
SportContact(スポーツコンタクト)街乗りからサーキット走行まで楽しめるスポーツタイヤ
ContiSportContact(コンチスポーツコンタクト)スポーツ性と安全性を兼ね備えたスポーツタイヤ
PremiumContact(プレミアムコンタクト)快適性とスポーツ性を兼ね備えたスポーティーコンフォートタイヤ
ContiPremiumContact(コンチプレミアムコンタクト)ミドルサイズカーからプレミアムカー向けのコンフォートタイヤ
NorthContact(ノースコンタクト)日本の冬道を想定して開発されたスタッドレスタイヤ
EcoContact(エココンタクト)電気自動車とハイブリッド車向けのエコタイヤ
ContiEcoContact(コンチエココンタクト)安全性と環境の両方に配慮したエコタイヤ
ExtremeContact(エクストリームコンタクト)ドレスアップやインチアップにも適したハイパフォーマンスタイヤ
VikingContact(バイキングコンタクト)冬のあらゆる路面に対応したフラッグシップ・スタッドレスタイヤ

メーカーを選ぶ際に重要なポイント

メーカー選びの前に、まずは愛車に適したタイプや性能のタイヤを見極めることが大切です。ここからは、タイヤメーカーを選ぶ際に重要なポイントを解説します。

タイヤに求める条件を明確にする

多種多様なタイヤの中から選ぶのは難しいため、まずは自分の希望を明確化し、優先順位を付けてみましょう。それらを整理すると自分が重視する条件が把握できるため、メーカーを選びやすくなります。

また、メーカーやタイヤを選ぶ際には、新車に装着してあるタイヤや装着できるタイヤの一覧を参考にするのも選択肢の1つです。新車装着タイヤは、あらゆる条件で性能が十分に発揮できるよう開発されています。性能だけでなくサイズのバランスも取れているため、タイヤ選びに役立ちます。

性能

タイヤの性能は、メーカーや商品によってさまざまです。タイヤを選ぶ際には、次のような重視したい性能を整理しましょう。

  • 基本性能のバランス
  • 静粛性
  • 操縦安定性
  • 耐摩擦性
  • 低燃費
  • コスパ など

重視したい性能が多い場合は、優先順位を付けると希望に近いタイヤを絞りやすくなります。

種類

タイヤには、おもに次の種類があります。

  • サマータイヤ
  • スタッドレスタイヤ
  • オールシーズンタイヤ など

サマータイヤは雪や凍結路面のない、通常の路面の走行に適しています。スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面でも滑りにくいつくりのタイヤです。そのため冬用タイヤとも呼ばれます。

オールシーズンタイヤは、サマータイヤとスタッドレスタイヤの両方の機能を兼ね備えたタイプです。ただし雪道や凍結路面でも走行できるものの、スタッドレスタイヤよりもパフォーマンス力は劣るため注意しましょう。降雪や凍結路面が少ない地域でも使用がおすすめです。

予算

最初に予算を決めてしまうのも一つ手段です。ただし予算を浮かそうと低価格のタイヤばかり探していると、本来欲しかった性能に満足できない可能性もあります。

もちろん、すべての安いタイヤがリスクを抱えているというわけではありません。購入時に各メーカーの商品を比較して性能と金額のバランスを見て決めるのがおすすめです。

まとめ

タイヤメーカーは複数あり、各メーカーごとに特徴や信念があります。タイヤを選ぶ際には自分が重視したいポイントを整理したうえで、まずはどのような商品が自分に適しているかを探ることが大切です。それに特化したメーカーを選べば、希望条件に近いタイヤが見つかりやすくなります。

またタイヤ選びに迷ったときには、店舗で相談してみるのもおすすめです。タイヤの専門知識が豊富なプロから適切なアドバイスが受けられるため、タイヤ選びがスムーズになります。