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ロードノイズとは?発生原因や抑える方法を解説!静粛性の高いタイヤも併せて紹介!

2024.02.29

運転中にロードノイズが気になる人もいるでしょう。とくに凹凸のある路面を走行するときや、高速道路を走行するときに騒音が気になる人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ロードノイズの種類や発生原因について解説します。さらに、ロードノイズを抑える方法についても紹介します。

記事の後半では、ロードノイズを低減できるおすすめのタイヤも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ロードノイズとは?

Car ride on road at sunset with copy space, motion blur

ロードノイズとは、走行時に、タイヤが路面の凹凸を通過する際に発生した振動が車内に伝わることで発生する騒音のことをいいます。道を表す「ロード」、騒音を表す「ノイズ」を組み合わせた言葉であり、タイヤから発生する騒音の総称としても使われています。

走行中のノイズには3種類ある

Man's hand showing number three isolated on white background

走行中に発生しているノイズには、主に「パターンノイズ」「ロードノイズ」「空洞共鳴音」の3種類があります。

ここでは、それぞれのノイズについて、詳しく見ていきましょう。

パターンノイズ

タイヤメーカーによると、パターンノイズとは、走行中にタイヤのトレッドパターンから発せられる騒音の総称とされています。トレッドパターンの横方向の溝から発生するのが、通称「ピッチ音」です。ピッチ音は、等間隔に並んでいるトレッドパターンと路面が接することで、単一周波数の音が発生し、騒音に感じます。

また、トレッドパターンの縦方向の溝からは「シャー音」が発生し、「シャーシャー」「ヒューヒュー」といった聞こえ方が特徴です。そのほか、ブロックが路面に当たって発生するノイズがあり、いずれも走行中に一定のリズムで発生する騒音です。

ロードノイズ

ロードノイズは、「ゴーゴー」や「ガーガー」という低い音域が特徴で、走行中に発生します。広義では、タイヤが路面の凹凸を通過する際に発生した振動が車内に伝わることで発生する騒音のこと以外にも、タイヤから発生する騒音の総称としても使用されています。

空洞共鳴音

パターンノイズやロードノイズのほか、走行中のノイズには「空洞共鳴音」というものがあります。空洞共鳴音とは、タイヤ内部の空気が振動して発生するノイズです。タイヤの内部は空洞になっており、路面の凹凸からの衝撃を受けて、内部の空気が振動し、発生します。

主に高速道路などを走行しているときなど、道路の継ぎ目を通過するときに「パカーン」という乾いた音が発生するのが特徴です。

ロードノイズが発生する原因

Side shot of a car speeding on a rural road.

ロードノイズには、主に3つの種類があり、それぞれ音や発生の仕方に違いがあります。

ロードノイズが発生する主な原因は、「タイヤの摩耗」「偏平率が低いタイヤの装着」「路面の荒れ」などが挙げられます。ここでは、ロードノイズが発生する原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

タイヤが摩耗している

タイヤが摩耗していると、ロードノイズが大きくなることがあります。タイヤにはトレッドパターン、ブロックパターンといった溝以外にも、サイプと呼ばれる細かな溝が刻まれていることがあり、そのサイプによって空気の逃げ道が確保されていることが一般的です。その逃げ道によって、走行時の騒音が抑えられています。

しかし、タイヤが摩耗していると、サイプが浅くなったり、なくなったりしてしまうことから、空気の逃げ道がなくなります。その結果、路面との当たりが強くなって、大きな騒音が発生するのです。

偏平率が低いタイヤを装着している

偏平率が低いタイヤは、タイヤのサイドウォール(側面)の厚みが薄いのが特徴です。サイドウォールが薄いと、路面とホイールとの空気層が薄くなることから、路面からのノイズが車内に伝わりやすくなります。

そのため、サイドウォールが厚いタイヤと比べると、走行中のノイズが大きく感じることがあるでしょう。

路面が荒れている

走行している路面が荒れていると、ノイズが大きく感じることが一般的です。走行中のノイズというのは、タイヤだけでの問題ではなく、路面状況が原因で発生することがあります。

たとえば、凹凸が続く路面や、高速道路のように規則的に繋ぎ目がある路面の場合、走行中のノイズが感じやすいでしょう。

ロードノイズを抑える方法は?

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タイヤから発生する騒音であるロードノイズによって、走行中にストレスを感じてしまうことがあるでしょう。ドライブや車での移動を快適にするためにも、どうにかロードノイズを抑えたい人も多いのではないでしょうか。

ここでは、ロードノイズを抑える具体的な方法について詳しく紹介します。

静粛性の高いタイヤに交換する

ロードノイズを低減させるためには、まずタイヤを交換することをおすすめします。タイヤには、さまざまな種類があり、コンフォートタイヤなどの静粛性の高いタイヤに交換することで、ロードノイズを抑えることが可能です。

とはいえ、ひとえに静粛性の高いタイヤといっても、どういったタイヤを選べば良いかわからない人もいるでしょう。また、そもそもどれが静粛性の高いタイヤなのか分からない人も多いのではないでしょうか。

タイヤ専門店では、ロードノイズを抑えたいという希望に合わせて、最適なメーカーや銘柄を提案してもらえます。どのタイヤを選べばよいかわからない人は、タイヤのプロが在籍しているタイヤ専門店に相談することをおすすめします。

ノイズ低減グッズを活用する

走行中の騒音を抑える方法として、静粛性の高いタイヤに交換する以外に、ノイズ低減グッズを活用する方法があります。たとえば、特殊な吸音素材で作られたマットを敷くことで、タイヤと路面から発生している騒音が車内に伝わりにくくなり、走行中のノイズを感じにくくなるでしょう。

そのほか、デッドニングという、遮音材や吸音材を車のフロアやタイヤハウス、ドアパネル内部に貼り付ける騒音対策もおすすめです。走行中のノイズを抑えるためには、ボンネットやラゲッジスペース、ルーフなど、各所にデッドニングを施すことが効果的です。

ロードノイズを低減できるおすすめタイヤ4選

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ロードノイズを抑えるために、静粛性の高いタイヤに交換する方法があります。ただ、どのタイヤを選べばよいかわからない人も多いでしょう。

ここでは、ロードノイズを低減できるとくにおすすめのタイヤ4選を紹介します。

YOKOHAMA/ ブルーアース GT AE51

ブルーアース GT AE51は、横浜ゴムのコンフォートタイヤであり、14~20インチまでのサイズが展開されています。高い操舵安定性と低燃費性能を兼ね備えたタイヤに仕上がっており、安定感のある走行が可能です。

また、ウェット性能も非常に高く、雨天時にもしっかりとグリップ力を発揮できることから、安全に走行できるでしょう。

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BRIDGESTONE/ レグノ GR-XIII

レグノ GR-XIIIは、ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤで、サイズ展開は15~20インチです。
「レグノサイレントテクノロジー」により、従来モデルであるGR-XIIよりもロードノイズを12%も低減させることに成功しています。
トレッドの底へ向けて溝が拡大する形状で、ゴムが薄くなっても消音器自体の体積が変化しないようにしています。
また、静粛性だけではなく、ハンドリング性にもこだわっており、安定感のある走りと質の良い乗り心地を体験できます。

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DUNLOP/ ルマン V+

ルマン V+は、ダンロップが展開しているさまざまなタイヤの中でも、非常に高い静粛性を誇ります。サイズ展開は14~20インチであり、セダンやコンパクトカーのみならず、軽自動車にも対応しています。

ルマン V+には、ダンロップの独自技術である「サイレントコア*」が採用されており、空洞共鳴音を低減することが可能です。

*タイヤ内部に特殊吸音スポンジを搭載する技術

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MICHELIN/ MICHELIN プライマシー4

プライマシー4は、ミシュランのプレミアムコンフォートタイヤであり、高い静粛性と快適性を実現しています。対応サイズは15~20インチとなっており、コンパクトカー、ミニバン、セダンなどに装着できます。

従来品であるプライマシー3と比較すると、パターンノイズが約6%も低減されており、優れた静粛性を誇ります。

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タイヤ交換はどこでする?

A mechanic changes a tire in a car repair shop.

走行中のノイズを低減させるために、コンフォートタイヤなどの静粛性の高いタイヤに交換することをおすすめします。ただ、おすすめのコンフォートタイヤはわかったものの、どこでタイヤ交換すればよいか悩んでいる人もいるでしょう。

ここでは、タイヤ交換に対応している業者について、それぞれの特徴を解説します。
タイヤを交換する際は、事前に予約をしておくと安心です。

ディーラー

ディーラーではタイヤ交換に対応しており、ロードノイズが気になる旨を相談すれば、コンフォートタイヤなどの静粛性の高いタイヤを提案してくれるでしょう。さらに、タイヤ交換のついでに、ほかの気になるところも併せて点検してくれることから、タイヤ交換のついでに車のメンテナンスを依頼したい人におすすめです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドもタイヤ交換に対応しています。ただ、タイヤ交換を専門にしているわけではないので、店舗によって提案力に違いがあることも少なくありません。

また、在庫がない場合、その日の内に交換してもらえないケースもあるので注意しましょう。

カー用品店

カー用品店は、豊富な種類のタイヤを扱っているので、予算や希望に合ったタイヤを提案してくれるでしょう。また、ドライブレコーダーやカーナビなどのパーツの取り付けも併せて依頼できるのも特徴です。

タイヤ専門店

タイヤ専門店では、タイヤの知識を持った専門スタッフが在籍しています。そのため、ロードノイズなどの走行中の騒音が気になる旨を伝えることで、最適なタイヤを提案してくれるでしょう。

さらに、さまざまなメーカーや銘柄、サイズのタイヤを在庫に抱えているので、相談した日に交換できるケースも多いです。

まとめ

Close up of a car standing on a breakdown lane, summer vacation

ロードノイズは、タイヤが路面の凹凸を通過する際に、発生する振動が車内伝わることで感じる騒音のことをいいます。もしくは、走行中に、タイヤから発生する騒音の総称のことです。

ロードノイズを低減させるためには、コンフォートタイヤなどの静粛性の高いタイヤに交換したり、ノイズ低減グッズを活用したりするのがよいでしょう。

今回は、記事の後半で、走行中のノイズを低減できる、とくにおすすめのタイヤを紹介しました。フジ・コーポレーションでは、タイヤの知識を持った専門スタッフが在籍しているので、最適なタイヤをご提案いたします。

※この記事は2024年1月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。