ステップワゴンのタイヤサイズは?タイヤ選びのポイントやおすすめタイヤ5選を紹介

本記事ではステップワゴンRP6~8系のタイヤサイズや、タイヤサイズの確認方法を解説します。さらに、ステップワゴンはどれくらいまでインチアップできるのかに加え、インチアップするメリットについても説明します。
そのほか、タイヤ交換の適切なタイミングや、ステップワゴンにぴったりのおすすめタイヤ5選も紹介するので参考にしてください。
目次
【早見表】ステップワゴンの純正タイヤサイズは?

ステップワゴンのタイヤサイズは、グレードによって異なります。ここでは、グレード別にタイヤサイズの違いを見ていきましょう。
【e:HEV(ハイブリッド)】
グレード | AIR | SPADA | PREMIUM LINE |
タイヤサイズ | 205/60R16(16インチ) | 205/60R16(16インチ) | 205/55R17(17インチ) |
【ガソリン】
グレード | AIR | SPADA | PREMIUM LINE |
タイヤサイズ | 205/60R16(16インチ) | 205/60R16(16インチ) | ・205/55R17(FF)(17インチ) ・205/60R16(4WD)(16インチ) |
ステップワゴンでは、PREMIUM LINEのみタイヤサイズが異なります。さらにPREMIUM LINEの中でも、FFか4WDかによってタイヤサイズに違いがあります。
PREMIUM LINEのFFについては「205/55R17」が標準装備となっており、そのほかのグレードについては「205/60R16」で一回り小さなサイズです。
タイヤサイズの確認方法

ステップワゴンのタイヤサイズを確認するには、さまざまな方法があります。自分でタイヤサイズを確認したい人は、これから紹介する方法をぜひ参考にしてください。
空気圧ラベルから確認
ステップワゴンの運転席側のピラー部分には、空気圧ラベルが貼られています。空気圧ラベルには、適正空気圧のほか、純正のタイヤサイズが記載されていて、タイヤサイズを確認することが可能です。
タイヤのサイドウォールから確認
現在装着しているタイヤのサイズを知りたいときは、タイヤのサイドウォールを確認しましょう。
タイヤのサイドウォール(タイヤの側面)には、「205/60R16」といった数字とアルファベットが刻印されており、数字からタイヤサイズを確認できます。
たとえば「205/60R16」の場合、「205」がタイヤの幅、「60」がタイヤの偏平率(サイドウォールの厚さ)、「16」がインチサイズを示しています。
インチアップやインチダウンなどをしており、すでにタイヤサイズが異なる場合に便利です。
取扱説明書から確認
車の納車時にもらえる取扱説明書でも確認できます。取扱説明書には、純正のタイヤサイズが記載されています。
取扱説明書は全グレード共通となっているので、自分の車のグレードを確認してから、タイヤサイズを確認しましょう。
メーカーの公式ホームページから確認
自動車メーカーの公式ホームページでは、車種ごとにWebカタログや主要諸元表を閲覧できます。
Webカタログや主要諸元表には、グレードごとのタイヤサイズが記載されているので、自分の車と同じグレードと照らし合わせて確認することが可能です。
ディーラーに問い合わせて確認
ステップワゴンを購入したディーラーに問い合わせる方法もあります。ディーラーでは顧客情報が保管されているので、問い合わせれば自分の車の純正タイヤサイズを教えてもらえるでしょう。
ステップワゴンのタイヤを交換するタイミングはいつ?

亀裂やパンクなど明らかにタイヤ交換が必要な状況のほか、一体どのようなタイミングで車のタイヤ交換を検討すればいいのでしょうか。
ここでは、タイヤ交換の適切な交換時期の目安を詳しく見ていきましょう。
使用年数・製造年数から見るタイヤ交換の目安
タイヤメーカーでは、新品タイヤを使い始めてから5年以上経過したタイミングでの点検を推奨しています。素人では安全に走行できる状態なのか判断できない可能性もあることから、タイヤ専門店に依頼して点検をおこないましょう。
また、タイヤの使用年数だけでなく、製造年数も確認しておくのも大切です。一般的に、タイヤが製造されてから10年以上経過したタイミングで交換することが推奨されています。
製造されてから10年以上経っている場合は、タイヤが劣化している可能性があります。タイヤはゴム製品であり、経年劣化によってタイヤ本来の性能を発揮できず、安全に走行できなくなっているケースがあるのです。
したがって、使用年数と製造年数の両方を意識しておくことが大切です。
走行距離から見るタイヤ交換の目安
新品タイヤを装着してからの走行距離も交換の目安のひとつとなります。タイヤは、約5,000kmで1mm程度摩耗すると言われています。
たとえば32,000km走行すると、約6.4mm摩耗する計算です。新品タイヤの溝が8mm程度あるので、32,000km走行すると、溝が1.6mm残っている計算となります。
タイヤが摩耗していくとタイヤ本来の性能を発揮できなくなり、安全に走行できなくなる可能性もあります。さらに、残溝が1.6mmを下回ると車検に通らなくなるので、走行距離が32,000km程度になったら、専門店にタイヤを点検してもらいましょう。
なお、走行環境によっては、32,000kmに満たない場合でも残溝が1.6mmを下回る可能性があるので、定期的に残溝をチェックしておくことが大切です。
残溝や劣化状態から見るタイヤ交換の目安
タイヤの残溝や劣化状態で、タイヤの交換のタイミングを見極めることが可能です。
新品タイヤの50%(4mm程度)が本来の性能を発揮できる寿命と言われており、そのタイミングで交換を検討するといいでしょう。もちろん、あくまでも約50%というのは目安に過ぎないので、実際の走行環境などによっては上下幅があります。
また、劣化している箇所がないかを目視で定期的にチェックすることで、タイヤ交換の時期を見極めやすくなります。とくに、トレッド面やサイドウォールに異常がある場合はパンクやバーストのリスクが高まるので、早急にタイヤ専門店に点検してもらうことをおすすめします。
なお、自分では劣化状態を判断できない方は、定期的にタイヤ専門店に点検してもらうことが大切です。
ステップワゴンのタイヤはインチアップできる?

タイヤを交換するついでに、インチアップしてみようと検討している人もいるでしょう。ステップワゴンのタイヤは、全グレードで最大20インチまでインチアップ可能です。
インチアップするときは、いくつか注意しなければならないことがあります。タイヤをインチアップするとタイヤの幅が広くなるので、フェンダーからはみ出さないように注意する必要があります。
そのほか、タイヤの外径が変わるので、外径の変化が規定範囲内かどうかも確認しておきましょう。さらに、タイヤやホイールのサイズが変わったことで、サスペンションやブレーキなどに干渉しないかにも注意が必要です。
外径が変わるとスピードメーターが狂ってしまい、安全に走行できなくなってしまいます。さらに、タイヤがボディに干渉すると大きな事故につながりかねません。
タイヤのインチアップをおこなうときは、インチアップの経験があるタイヤ専門店に相談することをおすすめします。
ステップワゴンのタイヤをインチアップするメリット

ステップワゴンのタイヤはインチアップできるものの、そもそもインチアップにはどのようなメリットがあるのか疑問に思っている人もいるでしょう。
ここでは、ステップワゴンのタイヤをインチアップする3つのメリットを紹介します。
グリップ力が向上する
タイヤをインチアップするとタイヤのトレッド面(幅)が広くなるので、路面との接地面積が増えます。タイヤと路面との接地面積が増えると、摩擦抵抗が増してグリップ力が向上します。
グリップ力が向上するとコーナリング時の安定性も上がるので、安全な走行ができるでしょう。
応答性が向上する
タイヤのインチアップをおこなうときは、タイヤの偏平率(サイドウォールの厚さ)を小さくすることが一般的です。偏平率が小さくなるとサイドウォールが薄くなるので、たわみが生じにくくなり、安定性の向上を期待できます。
さらに、コーナリング時のタイヤの変形やたわみを抑制できるので、安定感が高まり、結果的に応答性が向上します。
ファッション性が高くなる
ステップワゴンのタイヤをインチアップすると、タイヤのサイドウォールが薄くなり、ホイールの面積が増えて、ファッション性が高まります。
さらに、純正とは異なるデザインや色のホイールを選択できるので、自分好みにカスタマイズできるのも魅力といえるでしょう。
ステップワゴンのタイヤをインチアップするデメリット

ステップワゴンのタイヤをインチアップすると、さまざまなメリットを受けられます。一方で、インチアップにはメリットだけでなく、デメリットがあるのも事実です。
ここでは、タイヤをインチアップするデメリットについて見ていきましょう。
乗り心地が悪くなる可能性がある
タイヤをインチアップするときは、偏平率を小さくすることが一般的です。偏平率が小さくなると、タイヤのサイドウォールの厚みが薄くなるので、路面からの振動やロードノイズが伝わりやすくなります。
振動やロードノイズが伝わりやすくなることから、乗り心地が悪くなったと感じる人もいるでしょう。
燃費に影響する場合がある
タイヤをインチアップするときは、タイヤのトレッド面を広くすることが一般的です。タイヤの幅が広くなると、その分路面との接地面積が増えるので、グリップ力が向上するのがメリットです。
一方で、摩擦抵抗が増えることから燃費に影響する可能性もあります。大きな違いは感じないかもしれませんが、路面との接地面積が増えて抵抗が増すことから、少なからず燃費に影響してしまうことを留意しておきましょう。
ステップワゴンのタイヤの選び方

ステップワゴンのタイヤを検討しているものの、数多くあるタイヤの中からどうやって最適なタイヤを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
ここでは、ステップワゴンのタイヤのおすすめの選び方を紹介します。
性能や目的から選ぶ
タイヤは車の走行性能に直結するパーツです。そのため、性能や目的に合わせてタイヤを選ぶのがおすすめです。
静粛性に特化したものやスポーツ走行に向いているタイヤなど、さまざまな種類があるので、用途にあったタイヤを選ぶといいでしょう。
たとえば、静粛性や快適性を重視したい人は、コンフォートタイヤがおすすめです。
また、ミニバン特有のふらつきを抑えたい人は、ミニバン専用タイヤなどを選ぶといいでしょう。
インチアップ、インチダウンするかを考える
インチアップ、インチダウンする場合は、純正のタイヤとサイズが異なります。
タイヤサイズが変わるときは、外径やはみ出しタイヤ、ボディとの干渉などに注意が必要です。安全に走行するためにも、規定範囲内に収まるタイヤを選ばなければなりません。
インチアップやインチダウンする際には、どのようなタイヤが良いのか、タイヤ専門店に相談しながら決めるのがいいでしょう。
予算から選ぶ
メーカーや銘柄によって価格差があるので、予算からタイヤを選ぶのもいいでしょう。フジ・コーポレーションでは、オンラインでさまざまなメーカーや銘柄のタイヤの価格を確認しながら選べます。
オンラインで自由に選べることから、自宅や移動中など自分の好きなタイミングでタイヤ選びできるのが特徴です。
ステップワゴンにおすすめのタイヤ5選

ここでは、ステップワゴンにおすすめのタイヤ5選を紹介します。
・YOKOHAMA ブルーアース RV-03 ・BRIDGESTONE プレイズ PX-RVII ・DUNLOP エナセーブ RV505 ・MICHELIN e・プライマシー ・FALKEN ジークス ZE310R エコラン |
YOKOHAMA ブルーアース RV-03

おすすめポイント |
・パワーインサイドショルダーにより優れた操縦安定性を確保 ・ミニバン特有のふらつきを低減 ・3次元サイプによりノイズを抑制 |
YOKOHAMA ブルーアース RV-03は、15~20インチまで展開されているミニバン専用タイヤです。パワーインサイドショルダーや3次元サイプなどにより、安定性や静粛性が向上されています。
ステップワゴンのような背が高いミニバンの場合、コーナリング時にふらついてしまうケースも珍しくありません。しかし、YOKOHAMA ブルーアース RV-03は、パワーインサイドショルダーが採用されていて、ブロック剛性が高いことから、ふらつきを低減できるのが特徴です。
BRIDGESTONE プレイズ PX-RVII

おすすめポイント |
・濡れた路面に強いミニバン専用タイヤ ・専用設計とシリカ配合ゴムにより優れたライフ性能を実現 ・低燃費タイヤに認定 |
BRIDGESTONE プレイズ PX-RVIIは、シリカ配合ゴムが組み合わされていることで、高いウェット性能を実現しています。そのため雨の日でも安心して走行できます。
また、車線変更時などにおけるミニバン特有のふらつきが低減され、より安全な走行が期待できます。
ほかにも、ミニバン専用の高剛性パターンが採用されており、従来モデルよりも寿命が延びているので、交換頻度を抑えたい人にもおすすめのタイヤです。
DUNLOP エナセーブ RV505

おすすめポイント |
・安定性と快適性を重視したミニバン・小型SUV専用タイヤ ・低燃費タイヤに認定 ・非対称ブロックにより優れた操縦安定性を確保 |
DUNLOP エナセーブ RV505は、13~20インチまで展開されているミニバン、小型SUV専用タイヤです。
非対称ブロックにより、コーナリング時のふらつきを抑制し、優れた操縦安定性を実現しています。
とくに、ステップワゴンのような全高の高い車は、コーナリング時にふらついてしまうことがあります。しかし、DUNLOP エナセーブ RV505であれば、優れた耐ふらつき性能が確保されているので、安心感のある運転ができるでしょう。
MICHELIN e・プライマシー

おすすめポイント |
・ミシュラン史上最高の低燃費性能を実現イヤ ・エナジーパッシブコンパウンドにより転がり抵抗を低減 ・サイレントリブテクノロジーにより優れた静粛性を確保 |
MICHELIN e・プライマシーは、ミシュラン史上最高の低燃費性能を実現したプレミアムコンフォートタイヤです。
新技術により従来モデルから転がり抵抗が18.4%低減され、優れた燃費性能を確保しています。
高い燃費性能を兼ね備えたタイヤなので、通勤や日常使いはもちろん、レジャーユースとしてもぴったりのタイヤといえるでしょう。
FALKEN ジークス ZE310R エコラン

おすすめポイント |
・スポーツ性と快適性をハイレベルに引き上げた、高品質の万能型タイヤ ・静粛性能に優れ、心地のよいドライビングが可能減 ・雨の日も安心のウェット性能 |
FALKEN ジークス ZE310R エコランは、操縦安定性と快適性を兼ね備えたコンフォートタイヤで、JATMAの低燃費グレーディングシステムにおける基準にクリアしています。
トレッドパターンのブロックの数を増やすことで、路面から伝わる振動が分散されて静粛性の高い走行が可能です。強力な排水性能を発揮する配置で、ウェット路面でのグリップ力が向上。雨の日の運転も安心です。
街乗りから高速道路まで、幅広いシーンで活躍するタイヤを探している人におすすめです。
ステップワゴンのタイヤはどこで交換する?

ステップワゴンのタイヤ交換を検討しているものの、どこで交換すればいいか悩んでいる人もいるでしょう。ここではタイヤ交換に対応している業者と、その特徴について、詳しく見ていきましょう。
ディーラー
ステップワゴンを購入したディーラーでタイヤ交換ができます。タイヤ交換のついでにほかの部品の点検なども併せて依頼できるのが、ディーラーの特徴です。
一方でディーラーでは、選択できるタイヤのメーカーや銘柄が限られていることもあるので、選択肢が少ないケースもあるでしょう。
また、基本的に純正と同じサイズにしか交換できないので、社外ホイールへの交換やインチアップには対応していない可能性が高いでしょう。純正サイズ以外のタイヤ交換を希望するなら、別の場所で交換するのがおすすめです。
カー用品店
カー用品店では、さまざまなメーカーや銘柄のタイヤを扱っているので、幅広い選択肢の中から条件にあったタイヤを選べるでしょう。
タイヤだけでなくホイールも多種多様に扱っているので、インチアップの相談も可能です。さらに、ドライブレコーダーやカーナビ、エアロパーツなども扱っていることから、タイヤ交換のついでにほかの部品の取り付けも依頼できます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでも、タイヤ交換に対応しているケースがあります。
ただし、すべてのガソリンスタンドでタイヤ交換に対応しているわけではありません。事前にタイヤ交換してもらえるか確認しておくことをおすすめします。
また、タイヤ販売を専門にしているわけではないので、希望のタイヤの在庫がない可能性も少なくありません。
希望の銘柄がないこともあるので、あらかじめどのようなタイヤなら交換可能か聞いておくといいでしょう。
タイヤ専門店
タイヤ専門店では、タイヤの知識を持った専門スタッフが在籍しており、予算や希望に合ったタイヤを提案してくれます。
さまざまなメーカーや銘柄のタイヤを揃えており、在庫も豊富にあることから、希望のタイヤを見つけやすいのが特徴です。また、当日の予約に空きがあれば即日タイヤ交換ができるので、緊急時にも相談しやすいでしょう。
なお、タイヤ専門店のフジ・コーポレーションでは、経験豊富なスタッフが在籍しています。インチアップにも対応しているので、ぜひご相談ください。
タイヤ・ホイール・カー用品・パーツ専門通販|フジ・コーポレーション
まとめ

ステップワゴンのタイヤサイズは、グレードによって異なり、16インチと17インチの2種類が設定されています。
いずれのグレードも最大20インチまでインチアップでき、見た目の印象を大きく変えることが可能です。また、ミニバン専用タイヤを選べば、ミニバン特有のふらつきを抑制でき、操縦安定性の高い走行ができるでしょう。
タイヤには数多くの種類があるので、どのタイヤを選べばいいかわからない人は、タイヤ専門店に相談してみてはいかがでしょうか。
※この記事は2024年7月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。