ランドクルーザー300系のタイヤサイズは?適切な交換タイミングやおすすめタイヤを徹底紹介!
ランドクルーザー300系のタイヤサイズや、タイヤサイズの確認方法を紹介します。さらに、ランドクルーザー300系のタイヤはインチアップやインチダウンできるかについても併せて解説します。
そのほか、適切なタイヤ交換のタイミングに加え、ランドクルーザー300系におすすめのタイヤ5選についても紹介するので参考にしてください。
目次
ランドクルーザー300系のタイヤサイズはどれくらい?
ランドクルーザー300系のタイヤサイズは、グレードによって異なります。ここでは、グレードごとに、タイヤサイズの違いを見ていきましょう。
グレード | タイヤサイズ |
ZX | 265/55R20 |
GR SPORT | 265/65R18 |
VX | 265/65R18 |
AX | 265/65R18 |
GX | 265/65R18 |
ランドクルーザー300系では、最上級グレードであるZXのみタイヤサイズが異なります。ZXグレードは、「265/55R20」で20インチが標準装備、そのほかのグレードでは「265/65R18」で18インチです。
なお、グレードによってホイールのデザインが異なるのも、ランドクルーザー300系の特徴です。
ランドクルーザー300系のタイヤサイズはどうやって確認する?
ランドクルーザー300系のタイヤサイズを確認するには、「空気圧ラベル」「タイヤのサイドウォール」「取扱説明書」「メーカ―公式ホームページ」「ディーラーに問い合わせ」などの方法があります。
ここでは、それぞれの確認方法について、詳しく見ていきましょう。
空気圧ラベルから確認
ランドクルーザー300系の運転席側のドア(Bピラー部分)に、「空気圧ラベル」が貼り付けられています。空気圧ラベルには、空気圧の適正値に加え、タイヤサイズが記載されており、純正のタイヤサイズを確認できます。
タイヤのサイドウォールから確認
タイヤのサイドウォール(タイヤ側面)からタイヤサイズを確認する方法があります。タイヤのサイドウォールには、「265/55R20」といったように数字とアルファベットが刻印されており、これらの数字からタイヤサイズを確認することが可能です。
たとえば、「265/55R20」の場合、「265」がタイヤの幅を示しています。そして、「55」がタイヤの偏平率(サイドウォールの厚さ)、「20」がインチサイズを表しています。
空気圧ラベルでは、純正のタイヤサイズを確認できます。一方でインチアップやインチダウンをしていたり、スタッドレスタイヤに交換していたりする場合があるでしょう。そのようなときは、タイヤのサイドウォールを確認すれば、現在装着しているタイヤのサイズがわかります。
取扱説明書から確認
取扱説明書には、純正のタイヤサイズや適正な空気圧が記載されています。ただ、取扱説明書は一般的に全グレード共通なので、複数のタイヤサイズが書かれていることが多いでしょう。
そのため、自分の車のグレードを確認したうえで、該当のタイヤサイズを調べることが大切です。また、昨今はペーパーレス化が進んでおり、年式によっては取扱説明書をもらえず、デジタル版の取扱説明書で確認しなければならないケースも珍しくありません。
なお、ランドクルーザー300系の取扱説明書は、トヨタ自動車の公式ホームページでも閲覧可能です。
メーカー公式ホームページから確認
自動車メーカーの公式ホームページでは、Webカタログや主要諸元表を閲覧でき、グレードごとにタイヤサイズが記載されています。また、ランドクルーザー300系だけでなく、過去のモデルのカタログも閲覧できるようになっているので、ランドクルーザー200系のタイヤサイズを確認したいときも、メーカーの公式ホームページを見れば確認できます。
ディーラーに問い合わせて確認
ランドクルーザー300系を購入したディーラーに直接問い合わせて、タイヤサイズを確認する方法もあります。ディーラーでは顧客情報が保管されており、過去の購入歴などがデータとして蓄積されています。
車について知りたいことがあれば、いつでも相談できる体制が整っているので、ランドクルーザー300系のタイヤサイズが知りたいときは、購入したディーラーに確認するのもいいでしょう。
ランドクルーザー300系のタイヤの適切な交換時期は?
タイヤがひび割れていたり、変形していたりする場合は交換が必要になりますのが、ひび割れなどが発生していなくても、交換が必要なケースもあります。
ここでは、タイヤの適切な交換時期について詳しく見ていきましょう。
年数から見るタイヤ交換の目安
タイヤメーカーでは、タイヤを使用してから5年以上経過したタイミングで専門店での点検を推奨しており、万が一ひび割れや変形などの異常が発生している場合は交換したほうがいいとされています。
また、タイヤの使用年数にかかわらず、タイヤが製造されてから10年以上経過している場合は交換が推奨されています。これはタイヤはゴム製品であり、経年によって劣化してしまい、本来の性能を発揮することができなくなり、安全性が損なわれてしまうためです。
なお、使用年数や製造日からの経過年数にかかわらず、実際の使用環境や保管状態によっては、タイヤの劣化が想定よりも進行しているケースもあるので、目安交換時期よりも早いタイミングで交換が必要となることも少なくありません。
走行距離から見るタイヤ交換の目安
走行距離もタイヤ交換の目安となります。タイヤは、約5,000kmで1mmほど摩耗すると言われており、仮に32,000km走行したとすると、約6.4mm摩耗する計算です。
新品タイヤの溝は8mm程度あることから、32,000km走行すると、残溝が1.6mmになることになります。
タイヤの溝は1.6mmを下回ると、安全に走行できなくなる可能性が高まるので車検に通りません。
万が一、車検に通らない状態で公道を走行すれば道路交通法違反となり、罰則が課せられてしまいます。
したがって、新しいタイヤに交換してから、32,000km程度走行したタイミングでタイヤの残溝を確認し、必要であれば交換しましょう。
なお、タイヤの種類や使用環境によっては、32,000km未満でも残溝が1.6mm以下になることもあるので、法定検査などで定期的なチェックを行うことが大切です。
状態から見るタイヤの交換の目安
タイヤの残溝が新品時の約50%(4mm程度)がタイヤ本来の性能を発揮できる寿命といわれています。もちろん、約50%というのはあくまでも目安にすぎないので、多少の上下幅はあるでしょう。
そのため、実際にタイヤの状態を確認し、交換が必要かどうかを判断することが大切です。また、タイヤの溝が4mm以上残っていても、トレッド面やサイドウォールなどにひび割れが生じている場合や、大きな傷がついている場合は、パンクやバーストする可能性が高まります。
そのほか、偏摩耗していると、タイヤと地面の接地面積が減ってしまい、ブレーキが正常に効かなくなってしまうことから、安全に走行できなくなるケースも珍しくありません。
したがって、タイヤの使用年数や残溝などにかかわらず、定期的にタイヤの状態を確認し、異常が見つかれば早急にタイヤ専門店に相談することが大切です。
ランドクルーザー300系のタイヤはインチアップできる?
結論から言うと、ランドクルーザー300系のタイヤは、24インチまでインチアップ可能です。
ただし、インチアップするときは、いくつか注意しなければならない点があります。
まず、インチアップによりタイヤサイズを変えるときは、タイヤの外径が規定範囲内かどうかをチェックしなければなりません。さらに、ロードインデックス値が純正タイヤと同等以上かどうかなども併せて確認しましょう。
また、タイヤをインチアップするときは、タイヤサイズが大きくなります。サイズが変わったことにより、ボディだけでなく、サスペンションやブレーキなどの足回りに干渉しないように注意しなければなりません。
タイヤの外径が大きくなることで、スピードメーターが適切に作動しない可能性もあるので、必ず規定の範囲内でインチアップしましょう。
タイヤをインチアップする際は、タイヤ専門店などで相談しながら行うのがおすすめです。
ランドクルーザー300系のタイヤをインチアップするメリット
では、タイヤをインチアップすると、どのような効果を得られるのでしょうか。ここでは、ランドクルーザー300系のタイヤをインチアップするメリットを解説します。
グリップ力の向上
タイヤをインチアップするとトレッド面が広くなるので、タイヤと路面の接地面積が増えます。タイヤと路面が接地する面積が増えることで、路面への抵抗が増し、コーナリング時のグリップ力が向上します。
グリップ力が向上すれば、コーナリング時の安定性がアップするので安全な走行ができるでしょう。
応答性の向上
ランドクルーザー300系のタイヤをインチアップするときは、タイヤの偏平率を小さくすることが一般的です。通常、偏平率が小さくなると、サイドウォールの厚みが薄くなるので、たわみが発生しにくくなり、安定性が向上されるといわれています。
さらに、コーナリング時のタイヤの変形を抑えられることから、安定感が高まり、ハンドリングからの応答性が向上するといったメリットもあるでしょう。
ファッション性の向上
インチアップすると、サイドウォールの厚さが小さくなり、ホイールの面積が増えることから、視覚的にファッション性が向上します。
また、純正のホイールとは異なるデザインや色を選択できるのもインチアップの魅力といえるでしょう。
ランドクルーザー300系のタイヤをインチアップするデメリット
タイヤのインチアップには、さまざまなメリットがあります。しかし、実際にインチアップするかどうかを検討するうえで、どのようなデメリットがあるのかも理解しておくことが大切です。
ここでは、ランドクルーザー300系のタイヤをインチアップするデメリットについて詳しく見ていきましょう。
乗り心地が悪くなるケースがある
ランドクルーザー300系のタイヤをインチアップすることで、サイドウォールの厚みが薄くなり、路面からの振動がダイレクトに伝わりやすくなってしまいます。
また、車内に振動やロードノイズが伝わりやすくなることから、乗り心地が悪くなったと感じることもあるでしょう。
燃費に影響する可能性がある
タイヤをインチアップするときは、タイヤの幅を広くすることが一般的です。タイヤの幅が広くなると、路面との接地面積が増えるのでグリップ力が向上します。しかし、同時に、転がり抵抗が大きくなることから、燃費に影響する可能性があります。
タイヤのインチアップについては以下の記事でも詳しく解説しています。
タイヤのインチアップとは?メリットやデメリット、注意点を紹介!
ランドクルーザー300系のタイヤをインチダウンできる?
ランドクルーザー300系のタイヤはインチアップだけでなく、インチダウンも可能です。ランドクルーザー300系は、17インチまでインチダウンできます。
ランドクルーザー300系の純正タイヤサイズは、ZXグレードが20インチ、そのほかのグレードが18インチです。そのため、ZXグレードであれば19インチや18インチなどにインチダウンすることも可能です。
インチダウンのメリット
ランドクルーザー300系のタイヤをインチダウンすることで、以下のようなメリットが得られます。
- タイヤ交換にかかる費用を抑えられる
- 乗り心地がソフトになる
- 静粛性が高くなる
- 燃費がよくなることがある
- ハンドリングが軽くなることがある
インチダウンするときは、タイヤのサイドウォールの厚みが広くなるので、乗り心地がソフトになり、路面からの振動が伝わりにくくなることから、静粛性が高まるでしょう。
インチダウンのデメリット
ランドクルーザー300系のタイヤをインチダウンすると、見た目が変わります。ただ、ランドクルーザー300系のようなオフロード車の場合、あえて偏平率を上げるためにインチダウンすることも珍しくありません。
サイドウォールの厚みが増すことで、よりオフロード感が強くなり、ファッション性が高まると感じる人もいるでしょう。
一方で、コーナリング時の安定性や、グリップ力が低下する可能性がある点はデメリットといえます。とはいえ、インチダウンにはさまざまなメリットがあるので、メリットとデメリットをそれぞれ理解したうえで、検討を進めることが大切です。
なお、タイヤのインチダウンのメリットとデメリットの詳しい内容については以下の記事で詳しく解説しています。
タイヤのインチダウンとは?メリットやデメリット、注意点を紹介
ランドクルーザー300系におすすめのタイヤ5選
ランドクルーザー300系の純正タイヤやインチアップ・インチダウンのタイヤサイズがわかったところで、実際にどのようなタイヤがおすすめなのでしょうか。
ここではランドクルーザー300系におすすめのタイヤ5選を紹介します。
・YOKOHAMA / ジオランダーA/T4 G018 OWL/RBL ・BFGoodrich / BFG Trail-Terrain T/A ORWL ・BRIDGESTONE / アレンザLX100 ・MICHELIN / パイロットスポーツ4 SUV ・DUNLOP / グラントレックAT5 |
YOKOHAMA / ジオランダーA/T4 G018 OWL/RBL
おすすめポイント |
---|
・2イン1センターブロックで優れたオフロードトラクションを実現 ・シングルピッチショルダーブロックによりパターンノイズの悪化を抑制 ・特殊な接地形状により高いオフロード性能と耐偏摩耗性を確保 |
YOKOHAMA / ジオランダーA/T4 G018 OWL/RBLは、優れた耐摩耗性を実現したオールテレーンタイヤです。2イン1センターブロックにより、高いオフロードトラクションや耐カットチッピング性が確保されています。
BFGoodrich / BFG Trail-Terrain T/A ORW
おすすめポイント |
---|
・ドライ、ウェット路面だけでなく、降雪時の走行も可能 ・セレイテッド・ショルダー・デザインにより高い悪路走破性を実現 ・低車外音タイヤに認定 |
BFGoodrich / BFG Trail-Terrain T/A ORWは、SUV専用設計タイヤであり、砂利道などの悪路走破性に優れたトレールテレーンタイヤです。全サイズで低車外音タイヤに認定されています。
BRIDGESTONE / アレンザLX100
おすすめポイント |
---|
・SUV専用コンフォートタイヤで上質な走行性能を実現 ・新しいトレッドパターン技術により高い静粛性を確保 ・サイドチューニングによりコーナリング時のふらつきが抑制 |
BRIDGESTONE / アレンザLX100は、SUV専用に開発されたコンフォートタイヤです。独自のサイレントテクノロジー技術により、優れた静粛性を実現しています。さらに、従来品よりも耐摩耗性が向上され、より長い寿命を期待できるでしょう。
MICHELIN / パイロットスポーツ4 SUV
おすすめポイント |
---|
・SUV専用設計で快適性と優れた強度を確保 ・非対称トレッドパターンによりドライ、ウェット時の優れた走行性能を実現 ・低燃費タイヤ、低音外音タイヤ認定 |
MICHELIN / パイロットスポーツ4 SUVは、SUV用に開発されたプレミアムタイヤです。左右非対称ブロックにより、ドライ路面だけでなく、ウェット路面での優れた走行性能を実現しています。
DUNLOP / グラントレックAT5
おすすめポイント |
---|
・SUV専用のオールテレーンタイヤ ・タイヤのブロックに石が挟まりにくい設計 ・優れたドライ、ウェット性能を実現 |
DUNLOP / グラントレックAT5は、オフロード走行にも対応しているSUV専用タイヤです。15〜20インチまでサイズ展開されており、幅広い車種に対応しています。
溝に石が挟まりにくく、サイドの耐久性が高いのが特徴です。
ランドクルーザー300系のタイヤはどこで交換する?
ランドクルーザー300系のタイヤ交換を検討しているものの、できるだけ費用を抑えたいと思う人もいるでしょう。さらに、タイヤ交換のタイミングで、インチアップやインチダウンしたいと思う方もいるかもしれません。
ここでは、タイヤ交換に対応している業者に加え、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ディーラー
車を購入したディーラーでタイヤを交換してもらえます。ディーラーでは、基本的に純正と同じサイズ、タイヤに交換することが可能です。
そのため、社外ホイールを取り付けたり、インチアップやインチダウンしたりできない可能性があります。また、選べるタイヤのメーカーや銘柄が限定されることがあるので、選択肢が少ないケースもあるでしょう。
とはいえ、タイヤ交換と併せて、ほかの部品の点検なども依頼できるのがディーラーの特徴といえます。
カー用品店
カー用品店でもタイヤ交換を依頼できます。カー用品では、さまざまな種類のメーカーや銘柄のタイヤが用意されており、数多くある選択肢の中から自分の好きなタイヤを選べます。
また、ホイールの交換にも対応していて、インチアップやインチダウンの相談も可能です。さらに、タイヤだけでなく、ドライブレコーダーやカーナビなど、いろいろなパーツを扱っているので、タイヤ交換と同時にほかのパーツの取付も依頼できます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドも、タイヤ交換に対応しているケースがあります。ただ、タイヤ交換を専門にしているわけではないので、希望のサイズや銘柄のタイヤの在庫がない可能性もあるでしょう。
特に、ランドクルーザー300系のような大きなタイヤサイズについては、在庫がないケースも珍しくありません。在庫がない場合は、即日のタイヤ交換が難しくなります。
なお、すべてのガソリンスタンドがタイヤ交換に対応しているわけではないので、事前にタイヤ交換してもらえるか確認しておくことが大切です。
タイヤ専門店
タイヤ専門店では、さまざまなメーカーのタイヤを扱っており、種類が豊富にあるのが特徴です。在庫も多く、混んでいなければ、その日のうちに交換してもらうことが可能です。
また、タイヤの知識を持った専門スタッフが在籍しているので、予算や希望を伝えて、ぴったりのタイヤを提案してもらえるでしょう。
ただ、夏冬タイヤの入れ替えのタイミングは、作業が込み合っているので、スムーズに交換してもらうためにも、事前に作業の予約をしておくことが大切です。
なお、フジ・コーポレーションでは、専門知識を持ったスタッフが在籍しています。インチアップやインチダウンの相談も受け付けているので、ぜひご相談ください。
まとめ
ランドクルーザー300系のタイヤサイズは、グレードによって異なり、ZXグレードは「265/55R20」、それ以外は「265/65R18」です。
いずれのグレードもインチアップおよびインチダウンが可能であり、見た目を大きく変えることが可能です。また、SUV専用タイヤなどを選ぶことで、SUV特有のコーナリング時のふらつきを抑制できたり、高い悪路走破性を確保したりできるでしょう。
予算や希望に合ったタイヤを見つけるためにも、タイヤ専門店に相談することをおすすめします。
タイヤ・ホイール・カー用品・パーツ専門通販|フジ・コーポレーション
※この記事は2024年6月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。