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フリードに最適なタイヤは?サイズの見方や寿命を紹介!

2023.10.31

フリードのタイヤを交換したいと思っても、どのようなサイズのタイヤを装着できるかわからない人もいるでしょう。また、どのような種類のタイヤを選べばよいか悩んでいる人も多いかもしれません。

本記事では、歴代のフリードの中から代表的なグレードのタイヤサイズや、タイヤサイズの確認方法を紹介します。さらに、フリードのタイヤはいつ交換するべきか、インチアップできるのかに加え、おすすめのタイヤやタイヤ交換の場所の特徴も併せて見ていきましょう。

フリードのタイヤサイズは?

フリードのタイヤサイズは、年式やグレード、駆動方式によって異なります。ここでは、歴代のフリードの純正タイヤサイズを紹介します。

GB3/4型フリードのタイヤサイズ

ここでは、2010年モデルのGB3/4型フリードのタイヤサイズを見ていきましょう。

年式グレード車両型式タイヤサイズ
2010GDBA-GB3185/70R14
2010G 4WDDBA-GB4185/65R15
2010FLEXDBA-GB3185/70R14
2010FLEX 4WDDBA-GB4185/65R15
2010Gエアロ ジャストセレクションDBA-GB3185/65R15
2010GiエアロDBA-GB3185/65R15

GB3/4型フリードは、グレードや駆動方式によってタイヤサイズが異なります。FFの場合、「185/70R14」が標準装備となっており、4WDでは「185/65R15」と一回り大きなタイヤが装着されています。

エアロパーツが装着されたGエアロ ジャストセレクションやGiエアロは駆動方式にかかわらず「185/65R15」が標準装備です。

GB5/6/7/8型フリードのタイヤサイズ

年式グレード車両型式タイヤサイズ
2023HYBRID G6AA-GB7185/65R15
2023CROSSTAR5BA-GB5185/65R15
2023G 4WD5BA-GB6185/65R15

GB5/6/7/8型フリードは、全グレード共通サイズとなっており、「185/65R15」が標準装備されています。すべてのグレードで同じタイヤサイズが採用されているものの、グレードによってホイールデザインが異なるのがフリードの特徴です。

フリードのタイヤサイズの確認方法

フリードのタイヤサイズは、「取扱説明書」「タイヤのサイドウォール」「空気圧ラベル」「メーカー公式ホームページ」から確認できます。

ここでは、それぞれの確認方法を詳しく見ていきましょう。

取扱説明書

取扱説明書には、車の使い方や日々のメンテナンス方法、注意点などが記載されていることに加え、タイヤサイズや適切な空気圧も記載されています。

タイヤサイズは全グレードで共通になっている場合が多く、複数のタイヤサイズが記載されているのが一般的です。正確なタイヤサイズを確認するためには、自分の車のグレードを確認し、該当のタイヤサイズを調べましょう。

タイヤのサイドウォール

タイヤのサイドウォール(タイヤの側面)には、「185/65R15」のようにタイヤサイズを示す文字列が刻印されています。

たとえば、「185/65R15」の場合、「185」がタイヤの幅、「65」が偏平率(サイドウォールの厚さ)、「15」がタイヤのインチサイズです。

ただし、現在のタイヤがスタッドレスタイヤや社外タイヤ・ホイールに変更している場合は注意が必要です。タイヤのサイドウォールには現在装着されているタイヤのサイズが刻印されており、純正のタイヤサイズとは必ずしも一致しないケースがあります。

空気圧ラベル

通常、運転席側ドアの開口部やインナーパネルに「空気圧ラベル」が貼り付けられています。

空気圧ラベルには、タイヤサイズも記載されているので覚えておくと便利です。

メーカー公式ホームページ

自動車メーカーの公式ホームページには、車種別のWebカタログや主要諸元表が公開されています。Webカタログや主要諸元表には、車種・グレードごとに車の仕様が詳細に記載されており、そこからタイヤサイズを確認できます。

フリードの場合、現行モデルだけでなく、過去のモデルのカタログや主要諸元表も公開されているので、歴代モデルのタイヤサイズを調べることが可能です。(2023年9月時点)

ただし、過去のモデルのカタログや主要諸元表には公開期限があり、一定期限が過ぎると閲覧できなくなるので注意が必要です。仮に自分が乗っているモデルの掲載期限が終了している場合は、取扱説明書や空気圧ラベルから確認しましょう。

フリードの適切なタイヤ交換のタイミングとは

man changing a tire of a private car

適切なタイヤ交換のタイミングは「使用年数」「製造年」「残溝」などから判断できます。ここでは、フリードのタイヤはいつ交換すればよいかを見ていきましょう。

タイヤを使用してから5年以上経過したタイミング

タイヤを使用してから5年以上経過すると本来の性能を発揮できない可能性が高まることから、タイヤ専門店等での点検が推奨されています。

新車から5年経過した時点、もしくは前回タイヤを交換してから5年経過するタイミングで、点検してもらい、タイヤに異常があれば交換してもらいましょう。

タイヤが製造されてから10年以上経過したタイミング

タイヤ内部には油分が含まれており、製造から時間が経過するにつれて内部の油分が揮発してしまい、製造から10年以上経過すると、タイヤの柔軟性が失われる可能性があります。

タイヤの柔軟性が失われると、タイヤのトレッド面が路面をしっかりと掴めなくなってしまい、ブレーキングやハンドル操作に影響するなど、安全に走行できなくなる危険性があります。

たとえタイヤの溝が十分に残っていて、パンクや破損などの異常がなかったとしても、製造されてから10年以上経過している場合は、交換を検討したほうがよいでしょう。

タイヤの残溝が4mm以下になったタイミング

タイヤメーカーの発表によると、タイヤの残溝が4mm以下になると、タイヤから路面に伝わる力(駆動力)が低下するといわれており、タイヤ交換が推奨されています。

また、残溝が浅いと雨天時に路面の水をうまく排出できず、路面とタイヤとの間に水膜ができるハイドロプレーニング現象が発生する可能性が高まります。

ハイドロプレーニング現象が起きると、車体が浮いた状態になるので、ブレーキやハンドル操作が効かなくなってしまうので、非常に危険です。

そのほか、タイヤの残溝が4mm以下になると、車を減速させる力(制動力)も低下してしまい、ブレーキングから車が完全停車するまでの時間と距離が伸びてしまうリスクも高まります。そのため、残溝が4mm以下になったタイミングで、新しいタイヤへの交換を検討しましょう。

なお、タイヤの残溝が1.6mm以下になると車検に通らず、そのまま公道を走行すると道路交通法違反となるので、注意が必要です。

フリードのタイヤはインチアップできる?

フリードのタイヤを交換するついでに、インチアップしたいと思われている人もいるでしょう。ただ、フリードのタイヤはそもそもインチアップできるのか、どれくらいのサイズまでインチアップできるのか、疑問に思われている方もいるかもしれません。

GB3/4型フリードは14~18インチ、GB5/6/7/8型フリードは15~18インチまで装着することができ、歴代のフリードすべてのグレードでインチアップが可能です。

ただ、インチアップによりタイヤサイズが変わるときは、いくつか注意しなければならないことがあります。

たとえば、最大負荷能力を指数で表すロードインデックス値が純正タイヤと同等以上であるかどうか、タイヤの外径が純正とほぼ同じであるかどうかなどを確認する必要があります。

純正のタイヤ外径とインチアップ後の外径が大きく異なる場合は、スピードメーターが狂ったり、車体にタイヤが干渉したりしてしまう可能性があります。通常、インチアップするときは、-3%~+2%の範囲内で調整するのが望ましいとされているので、タイヤ専門店と相談しながら、規定範囲内のタイヤを選びましょう。

フリードのタイヤをインチアップするメリット

フリードのタイヤは全グレードで18インチまでインチアップできます。ただ、実際にインチアップにはどのようなメリットがあるのかわからない人もいるでしょう。

ここでは、フリードのタイヤをインチアップするメリットを詳しく解説します。

応答性が良くなる

通常、インチアップするときは、偏平率を小さくしてタイヤのサイドウォールを薄くするのが一般的です。

サイドウォールが薄くなることで、コーナリング時やブレーキング時にたわみが生じにくくなり、応答性がよくなるといったメリットがあります。

グリップ力が向上する

インチアップする際、タイヤのトレッド幅を大きくすることが一般的です。タイヤのトレッド幅が大きくなると、タイヤと路面との接地面積が増えることから、グリップ力が高まります。

ファッション性が高くなる

インチアップすることで、タイヤの大きさだけでなく、ホイールのインチサイズも大きくなります。タイヤのサイドウォールが薄くなり、ホイールの面積が増えることから、見た目の印象を大きく変えることが可能です。

詳しくは「タイヤのインチアップとは?メリットやデメリット、注意点を紹介!」をご確認ください。

フリードにおすすめのタイヤの種類

フリードのタイヤ交換や、インチアップを検討しているものの、どのようなタイヤを選べばよいかわからない人もいるでしょう。ここでは、フリードにおすすめのタイヤを3種類紹介します。

ミニバン用タイヤ

フリードはコンパクト型ミニバンであり、車高や重心が高いので、車線変更するときや、コーナリング時などにふらつきが発生してしまう可能性があります。

さらに、重心が高いことから、コーナリング時に、タイヤの外側に負荷がかかってしまって、部分的に摩耗してしまうケースもあります。

タイヤの外側の剛性を向上させたミニバン用タイヤを装着することで、ミニバン特有のふらつきを抑えることができ、高速走行時はもちろん、コーナリング時も安定した走行ができるでしょう。

コンフォートタイヤ

コンフォートタイヤは、車の乗り心地を重視したタイヤであり、優れた静粛性が特徴です。車高と重心の高いフリードにコンフォートタイヤを装着することで、タイヤから伝わる振動やロードノイズを抑えられ、快適なドライブを楽しめるでしょう。

また、コンフォートタイヤにはさまざまな種類があり、メーカーや銘柄によって特性が異なります。そのため、コンフォートタイヤを選ぶときは、タイヤ専門店に相談するのがおすすめです。

低燃費タイヤ

低燃費タイヤとは、JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が定めたグレーディングシステムにおいて、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能のそれぞれの性能が一定の基準を満たしたタイヤです。

グレーディングシステムにより、転がり抵抗性能が「AAA」「AA」「A」、ウェットグリップ性能が「a」「b」「c」「d」以上のタイヤは低燃費タイヤと認められます。

フリードに低燃費タイヤを装着することで、燃費が最大4%改善されるといわれており、少しでも燃費性能を向上させたい人は低燃費タイヤを選ぶとよいでしょう。

フリードのタイヤを交換するならどこがおすすめ?

Young woman in work clothes smiling and pointing

フリードのタイヤ交換を検討しており、どこにタイヤ交換を依頼すればよいか悩んでいる人もいるでしょう。交換する場所によって、特徴が異なるので、それぞれの特報を理解したうえで、自分にぴったりの場所を探しましょう。

ディーラー

ディーラーは主に新車の販売や点検、車検を行っており、タイヤ交換にも対応しています。

ディーラーでは、純正と同じタイヤに交換できるものの、社外ホイールの取り付けやインチアップには対応していないのが一般的です。

そのため、インチアップしたい人や、社外ホイールを装着してみたい人は他の場所でタイヤ交換するのがいいでしょう。

カー用品店

カー用品店は、さまざまな種類のタイヤを取り扱っており、予算や希望に合ったタイヤを見つけやすいのが特徴です。

タイミングによっては作業が混みあっている可能性もあるので、あらかじめ予約をしておくといいでしょう。

なお、カー用品店はタイヤのみならず、カーナビやドライブレコーダーなど、さまざまなカー用品を扱っているので、タイヤと併せて交換してもらいたい人もおすすめです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドもタイヤ交換に対応しているところがあります。

ただし、タイヤ交換を専門に行っているわけではないので、選べるタイヤの種類やサイズが限られており、在庫状況によっては、その日のうちに作業してもらえないことも少なくありません。

また、タイヤ交換に対応していない店舗もあるので、事前にタイヤ交換の相談をするのがおすすめです。

タイヤ専門店

タイヤの知識を豊富にもったスタッフが在籍しており、予算や希望に合ったタイヤを提案してくれるのが特徴です。

タイヤ専門店であることから、さまざまなメーカーや銘柄のタイヤを在庫にかかえており、希望に合ったタイヤを見つけやすいのも魅力だといえるでしょう。

予約なしでも受け付けてもらえる可能性はありますが、待ち時間を少なくしたい人や確実に交換したい場合は事前に確認しておきましょう。

なお、タイヤ専門店のフジ・コーポレーションでは、お客様の要望を入念にヒアリングしたうえで、ベストなタイヤをご提案いたします。さらに、ロードノイズを低減したり、バーストの発生リスクを抑えられる窒素ガスの充填にも対応しています。

まとめ

フリードは、年式やグレード、駆動方式によってタイヤサイズが異なり、GB5/6/7/8型フリードは全グレード共通サイズで「185/65R15」、GB3/4型フリードはFFの場合、「185/70R14」、4WDでは「185/65R15」と一回り大きなタイヤが装着されています。

いずれのモデルもインチアップに対応しており、見た目を変えられるのはもちろん、走行性能をよくすることも可能です。また、ミニバン専用タイヤやコンフォートタイヤを装着することで、ふらつきを抑制できたり、静粛性を向上させたりできることから、より快適なドライブを楽しめるでしょう。

自分に合ったタイヤを見つけるためにも、タイヤ専門店に相談することをおすすめします。

※この記事は2023年9月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。